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レジェンドが賛同、テニスでも試合中のインタビューを復活させるべき?

2022年「WTA500 サンディエゴ」でのバンダウェイ

グランドスラムシングルスで18度の優勝を誇る元世界女王クリス・エバート(アメリカ)は、グランドスラムのダブルスで22度の優勝経験を持つパム・シュライバー(アメリカ)の、テニスでも試合中のインタビューを復活させるべきだという意見に支持を表した。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

プレー中にインタビューに応じるゴルフ選手の映像に反応する形で、シュライバーは一度だけセット間に選手にインタビューをした時のことを振り返った。これはファンにとってテニスをもっと身近にする素晴らしいやり方であり、これを活用しないテニス界は間違っているとシュライバーは言う。

シュライバーはインタビューに応じたココ・バンダウェイ(アメリカ)を称賛し、こう綴った。「プロテニス界がこのコンセプトをもっと生かさなかったことが残念でならない。ココ・バンダウェイは数年前の“全米オープン”でこれを受け入れてくれたのに、テニス界はまたしても、ファンにとってテニスをもっと身近にできたであろうことを受け入れなかった。ゴルフに1ポイント」

エバートはすぐさまリツイートして、同胞シュライバーへの賛同を示した。シュライバーは後に、ファンの質問に答える形で、テニスにとってまたとない好機をみすみす逃してしまったと述べ、テニス界は創造性を欠いているという考えも示した。

「話せば長くなるし、がっかりする。基本的に、試合中のインタビューを実現するための準備はどれも取り上げられなくて、プロテニス界の政治が、またしてもファンにとっていいことを邪魔した。スポーツとして、革新という点では私たちはみじめなほど遅れている」

2015年の「全米オープン」では、バンダウェイがスローン・スティーブンス(アメリカ)から第1セットを奪った後に、シュライバーがコート脇でバンダウェイにインタビューを行った。バンダウェイは6-4、6-3で勝利したが、このインタビューはテニス界から賛否両論を呼んだ。

元世界王者ロジャー・フェデラー(スイス)はこの構想に全面的に反対はしなかったが、自身の選手生活の終盤にこれを試すことに対しては及び腰であった。「考えはわかる。でも何がやりすぎで、何が十分なんだろう。僕にとってはある意味、これがそうだ。僕としては17年間やっていないことだから、なぜ今始めるのか、と思う」

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)も似た見解で、このように話した。「テニスにおいてこれがどのくらいうまくいくのかはわからない。誰かがこれに続いて同じようにすることを受け入れるのか、興味をそそられる。僕はしない、間違いなくこの大会ではね」

ファンが喜ぶかもしれないアイディアも、選手たちの協力がなければ実現はしない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「WTA500 サンディエゴ」でのバンダウェイ
(Photo by Sean M. Haffey/Getty Images)

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