ニュース News

ダニエル太郎、ティーム、ラドゥカヌ、15歳フルビルトバらがマイアミ大会のワイルドカードを獲得

「全米オープン」でのダニエル太郎

来週から開催される「ATP/WTA1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月21日~4月2日/ハードコート)に、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場する選手たちが発表された。大会公式ウェブサイトなどが報じている。

世界ランキング103位のダニエル太郎(日本/エイブル)は、本戦へのワイルドカードを獲得した5人の男子選手の中でも「最も調子がいい」とATP(男子プロテニス協会)の記事で評価されている。ダニエルは昨年3回戦に進出した「全豪オープン」で今年は2回戦で敗れたためトップ100から陥落してしまったが、2月末から開催された「ATP500 アカプルコ」では世界4位のキャスパー・ルード(ノルウェー)を下してベスト8入り、開催中の「ATP1000 インディアンウェルズ」では元世界6位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を倒して3回戦に勝ち進んだ。この活躍によりダニエルは、毎日の試合結果を反映するライブランキングでは3月14日時点で世界97位まで順位を戻している。

マイアミ大会でのダニエルは、初めて予選に挑んだ2014年は初戦で敗れ、2015年と2018年は予選2回戦で敗退。世界72位だった2019年には本戦ストレートインとなったが、1回戦で当時世界99位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)にフルセットで敗れた。昨年は予選を突破して本戦2回戦に勝ち進み、世界34位のファビオ・フォニーニ(イタリア)に第3セットのタイブレークで惜敗。今年はどんな戦いを見せてくれるだろうか。

2020年「全米オープン」覇者のドミニク・ティーム(オーストリア)もワイルドカードを獲得。2021年6月の手首の怪我から後、2022年シーズンの終わりにはようやく調子が上がってきたかに見えたティームだったが、今季はまたここまで1勝7敗という不調に落ち込み、2020年3月には世界3位に到達したランキングも102位まで下がってしまっている。3年前のような強いティームの姿をまた見たい。

女子では20歳の元全米女王エマ・ラドゥカヌ(イギリス)を筆頭に、18歳のアシュリン・クルーガー(アメリカ)やロビン・モンゴメリー(アメリカ)、「全米オープン」ジュニア女王の17歳アレクサンドラ・アーラ(フィリピン)、そして15歳のブレンダ・フルビルトバ(チェコ)など、期待の若手が顔を揃えた。

また先日メキシコでのチャレンジャー大会で、決勝で清水悠太(日本/三菱電機)を逆転で下して、いずれのレベルでも2019年以来約4年ぶりとなる優勝を遂げた元世界18位、現在は世界209位のブノワ・ペール(フランス)は、予選のワイルドカードを獲得している。

マイアミ大会本戦ワイルドカード獲得選手は以下の通り。

【男子】
ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界102位
ダニエル太郎(日本/エイブル)、103位
ジズー・ベレキス(ベルギー)、139位
シャン・ジュンチャン(中国)、171位
エミリオ・ナバ(アメリカ)、188位

【女子】
エマ・ラドゥカヌ(イギリス)、世界77位
エリカ・アンドレエワ(ロシア)、127位
アシュリン・クルーガー(アメリカ)、154位
ブレンダ・フルビルトバ(チェコ)、163位
ロビン・モンゴメリー(アメリカ)、187位
ビクトリア・ヒメネス カシンツェワ(アンドラ)、194位
アレクサンドラ・アーラ(フィリピン)、220位
ヘイリー・バティスト(アメリカ)、270位

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」でのダニエル太郎
(Photo by Al Bello/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. ダニエル太郎、ティーム、ラドゥカヌ、15歳フルビルトバらがマイアミ大会のワイルドカードを獲得