ジャック・ソック(アメリカ)は2月の「ATP250 ダラス」で2023年シーズン初めてツアー大会に出場。ネブラスカ州生まれのソックは現在30歳、これまでツアーで多くの功績を残している。特に素晴らしい成績を収めた2017年にはシーズン末の最終戦「Nitto ATPファイナルズ」で準決勝に進出し、自己最高の世界ランキング8位に到達した。
開催中の「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8日~3月19日/ハードコート)に、同胞ジョン・イズナー(アメリカ)とともにダブルスのディフェンディングチャンピオンとして出場しているソックは、ベスト8まで駒を進めている。そんなソックが「最後に○○をしたのはいつ?」をテーマに、世界で活躍するスポーツ選手ならではの生活についてインタビューに答えた。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。
ATP:最後に飛行機に乗り損ねたのはいつですか?
ソック:それはいい質問だ。これまでいい実績を重ねてきたと思うよ。もう何年も前だな。航空会社とか、何かが変更になった時以外では、自分のせいで飛行機に乗り損ねたことはないよ。完璧さ。
ATP:最後に大切なものを失くしたのは?
ソック:何年前か忘れたけれど、“ATP500 ロンドン”と“ウィンブルドン”に向かっている途中だった。確か2018年か2017年かな。シートポケットに自分のiPadを忘れてしまったんだ。飛行機を降りても気付かなかった。最悪だったよ。
ATP:最後にテニスコートを借りたり、テニスボールを買うのに自分でお金を出したのは?
ソック:つい最近、地元でコーチと一緒に3ヶ月のオフシーズントレーニングをした時、たくさん必要になると思ってボールを何ケースも持っていた。なのに最後の最後に、新しい缶がなくなってしまったんだ。いつもとは違うクラブで練習していたから、2缶買う羽目になったよ。
ATP:有名人であることで助かったことは?
ソック:色々ある。正直言って有名人であることの一番の楽しみは、見たいスポーツ大会へのチケットやパスが貰いやすくなることかな。それは楽しいよ。僕はカンザスシティ出身だから、チーフス(アメリカンフットボールのチーム)とはいい繋がりがある。試合の観戦チケットに関しては心配しなくていいのさ。シーズン初めに、カンザスシティで行われたチーフスとビルズの試合に行ったよ。
ATP:最後に自分でラケットのガットを張ったのは?
ソック:数年前のオフシーズンかな、その時トレーニングをしていたクラブでどうしても必要になって。子供の頃からやっていた。いつもお願いするストリンガーがいなくて、自分でやったよ。
ATP:最後に料理をしたのは?
ソック:妻に、2ヶ月前くらいにオムレツを作った。料理はあまりしない。バーベキューはよくする、それも数えていいよね。頻繁にするから、友達や妻のためにステーキを焼くよ。
ATP:最後に子供の頃の憧れの人に会ったのは?
ソック: 2回目の“全米オープン”でアンディ・ロディック(アメリカ)とプレーした時だね。彼はネブラスカ出身なんだ。僕も元々ネブラスカ出身だから、子供の頃から彼に憧れていたよ。
ATP:最後に誰かにセルフィーをお願いしたのは?
ソック:僕はずっとジミー・バトラーの大ファンだったんだ。2016年のオリンピックで彼にセルフィーをお願いした。開会式で会場に出て行く時、バスケットボールの選手たちがテニスのグループのすぐ後ろにいたから、行ってセルフィーを撮ってもらった。引くだろ、でもやっちゃったよ。
ATP:最後にコンサートに行ったのはいつですか?
ソック:実は、11月に行った。ナッシュビルで行われるカントリーミュージック・アワードさ。素晴らしかった。カントリーミュージックが大好きだから、ヤバかった、信じられなかったよ。
ATP:一番最近、生で観戦したテニス以外のスポーツは何ですか?
ソック:大晦日に、シャーロット・ホーネッツ(バスケットボール)の試合を見に行った。とても楽しかった。特に、大晦日だったからね。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2022年「ATP1000 インディアンウェルズ」でのイズナー(左)とソック
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)