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18歳で世界6位のガウフ「3人姉弟の一番上だったので年齢より大人になった」

2022年にアトランタで行われたエキシビションマッチでのガウフ

ココ・ガウフ(アメリカ)は年齢よりずっと成熟した行動をとることで称賛されることが多い。現在18歳のガウフは、テニス関連の事柄でもコート外でも、落ち着いて対応することで知られている。だがガウフにしてみれば、元来の性格がそうさせているに過ぎない。一方で、姉弟の一番上としてこれまで経験してきたことが、人格を形成する上で大きな役割を果たしていると感じる部分もあるという。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

ガウフには、4歳下のコーデーと9歳下のキャメロンという2人の弟がいる。18歳という若さだが、ガウフはすでにプロツアーで様々な功績を収めている。シングルスとダブルスの両方でグランドスラム決勝に進出したほか、ダブルスでは世界ランキング1位に上り詰め、シングルスでは世界トップ5入りも果たしている。同時にコート外での行動を見ても、自分の意見をしっかりと持ち、鋭い洞察力を備えていることがわかる。さらに、社会問題について発言することにも躊躇しない。

若くして成熟した考え方を持つことに関して聞かれたガウフは、これまでの人生で多くのことを学んできたからだと語った。

「単に私の性格という気がするけど。3人姉弟の一番上なのが何か影響しているのかも。わからないけど、短い期間で多くのことを学んだ気がしているわ」

世界6位のガウフは、多くの人生経験をすでに積んでいるために、様々な状況で自分がどう振る舞うべきなのか理解することができたと語った。加えて、両親の教育方針が考え方に大きな影響を与えたそうだ。そのため、同年代の人と比べて大人になるのが早かったと考えている。

「若い頃から多くの人生経験を積んで、多くを学んできたと思う。たぶん、いつも何をしたらいいのか、何をするべきなのか分かっていた気がする。それに、両親の影響もあると思う。それでも、ここ数年で多くのことを学んだ。だから他の人より早く大人になれたんだと思うわ」

特に大きな試合のプレッシャーのかかる場面になると、ガウフは10代らしからぬ落ち着きを持って対処し、見る者を驚かせてきた。15歳の頃から世界トップレベルの選手が集う大きな大会で勝利を重ねてきたガウフ。そのブレイクのきっかけとなったのが2019年の「ウィンブルドン」でビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に勝利した試合だった。だが、プレッシャーに対処するということ自体は、ジュニアの頃から慣れているのだとガウフは言う。ジュニア時代から良い成績を収めていたガウフは、いつも勝つことを求められていた。

「若い頃から、私は同世代で一番の選手だった。それには大きなプレッシャーが伴ったから、私は人生でずっとプレッシャーに対処してきたの」

2023年の開幕となった「WTA250 オークランド」を制したガウフは、「全豪オープン」で4回戦に進出。2月中旬の「WTA250 ドーハ」ではベスト8に、続く「WTA1000 ドバイ」ではベスト4入りを果たした。今週から始まる「WTA1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8日~3月19日/ハードコート)には、第6シードとして出場する。母国アメリカでのガウフの活躍に期待しよう。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年にアトランタで行われたエキシビションマッチでのガウフ
(Photo by Adam Hagy/Getty Images)

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