元世界19位ベキッチ、16ヶ月ぶりの優勝でトップ30に返り咲き！内島は5ランクダウン

WTA

2023.03.07 19:00

元世界19位ベキッチ、16ヶ月ぶりの優勝でトップ30に返り咲き！内島は5ランクダウン

WTA（女子テニス協会）は6日、最新の世界ランキングを公表。

先週開催された「WTA250 モントレー」（メキシコ・モントレー／2月27日～3月5日／ハードコート）では、第3シードのドナ・ベキッチ（クロアチア）が第1シードのカロリーヌ・ガルシア（フランス）を決勝で破り16ヶ月ぶりとなる4つ目のツアータイトルを獲得。元世界19位のベキッチは2年前に膝の手術を受けた後でなかなかコンディションが戻らず、一時は引退も考えたという。しかし今回の優勝により8ランクアップの23位とし、2021年4月以来のトップ30に返り咲いた。ガルシアはシーズン2度目の決勝進出でまたもや準優勝に。5位のままながら、4位のオンス・ジャバー（チュニジア）とのポイント差を86から16まで縮めた。

第5シードのジュ・リン（中国）は準決勝でベキッチにストレート負けしてしまったものの、キャリアハイを更新。8ランクアップの33位へと順位を上げている。同じくベスト4に進出した第4シードのエリース・メルテンス（ベルギー）は5上げて37位に。

同様に先週開催された「WTA250オースチン」（アメリカ・オースチン／2月27日～3月5日／ハードコート）では、初めてツアー決勝に進出した者同士の対戦となったファイナルを制した第8シードのマルタ・コスチュク（ウクライナ）が、12アップの40位でキャリアハイを更新。優勝した瞬間、コートに倒れ込んで泣いていた20歳のコスチュクは、この初優勝を戦火で苦しむ母国に捧げている。準優勝を果たしたノーシードのバルバラ・グラチェワ（ロシア）は22ものランクアップで66位に。ベスト4となった第4シードのダニエル・コリンズ（アメリカ）は38位から31位へと浮上、ノーシードのケイティ・ボリネッツ（アメリカ）は92位からキャリアハイの74位へとたどり着いている。

また、同大会には日比野菜緒（日本／ブラス）も出場していたが、1回戦でアンナ・カリンスカヤ（ロシア）に敗北。順位は1アップの138位に収まった。

そのほかの日本人選手では、カザフスタンのITF大会で1回戦敗退となった内島萌夏（日本／安藤証券）が5ダウンの136位。ツアーに参加していなかった本玉真唯（日本／島津製作所）は5ダウンの203位と、前週戻ってきたトップ200圏内からすぐさま去ることに。妊娠のため現在ツアーから離脱している大坂なおみ（日本／フリー）は、前週から1ダウンの65位となっている。

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【3月6日付最新WTAランキング】
順位（前週）名前（国籍）ポイント

1. ← (1) イガ・シフィオンテク（ポーランド）　10,585
2. ← (2) アリーナ・サバレンカ（ベラルーシ）　6,100
3. ← (3) ジェシカ・ペグラ（アメリカ）　5,495
4. ← (4) オンス・ジャバー（チュニジア）　4,921
5. ← (5) カロリーヌ・ガルシア（フランス）　4,905
6. ← (6) ココ・ガウフ（アメリカ）　4,251
7. ← (7) マリア・サカーリ（ギリシャ）　3,451
8. ← (8) ダリア・カサキナ（ロシア）　3,375
9. ← (9) ベリンダ・ベンチッチ（スイス）　3,360
10. ← (10) エレナ・ルバキナ（カザフスタン）　2,935
11. ← (11) ベロニカ・クデルメトワ（ロシア）　2,620
12. ← (12) リュドミラ・サムソノワ（ロシア）　2,301
13. ← (13) ベアトリス・アダッドマイア（ブラジル）　2,246
14. ← (14) ビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）　2,237
15. ← (15) ペトラ・クビトバ（チェコ）　2,227
16. ← (16) バーボラ・クレイチコバ（チェコ）　2,205
17. ← (17) カロリーナ・プリスコバ（チェコ）　2,045
18. ← (18) エカテリーナ・アレクサンドロワ（ロシア）　2,030
19. ← (19) シモナ・ハレプ（ルーマニア）　1,955
20. ← (20) マディソン・キーズ（アメリカ）　1,857
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