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メドベージェフ、トロフィーを花瓶として活用!大会側も許可

2019年「ATP1000 シンシナティ」でトロフィーを掲げるメドベージェフ

3大会連続でタイトルを獲得して勢いに乗る元世界王者のダニール・メドベージェフ(ロシア)が、2019年に獲得した「ATP1000 シンシナティ」のトロフィーを花瓶として使っていることを明かした。マルタのニュースメディア Tennis Up To Dateなど複数のメディアが報じている。

先月中旬から今月初めにかけて「ATP500 ロッテルダム」と「ATP250 ドーハ」、そして「ATP500 ドバイ」を3週連続で制したことで、通算タイトル数を18に伸ばしたメドベージェフ。ドーハ優勝後の記者会見で、気に入っているトロフィーを3つ教えてほしいと言われた彼は、こう答えている。

「難しいな。もちろん、グランドスラムだから“全米オープン”のトロフィーは特別だし、むしろ僕にとってはトロフィー以上のものだ。トロフィーは全部テレビの後ろに並べてあって、いつでも眺められるようにしてある。3つに絞るのは難しいけど、もう一つは奥さんに花を買って帰った時に花瓶として使っているシンシナティ大会のトロフィーかな。残り一つは、せっかくだから今日手に入れたドバイ大会のトロフィーをトップ3に入れておくよ。実際はどのトロフィーも同じくらい気に入っているけどね」

スポーツウェブメディア Sportskeedaの記者がこのインタビューの内容をTwitterに投稿すると、「ATP1000 シンシナティ」の公式アカウントがそれをリツイートし、泣き笑いの絵文字とともに「トロフィーを花瓶として使用することを認める」とコメントを添えた。テニスファンはメドベージェフの素直なところや、奥さんに花を買ってあげるところを褒めている。なお、シンシナティのトロフィーはメドベージェフが初めて獲得したマスターズ大会タイトル。彼はその後、上海、パリ、カナダのマスターズ大会も制している。

「ATP1000 シンシナティ」の公式ウェブサイトによれば、1899年に始まった同大会では、過去100年以上の歴史の中で銀やクリスタル、陶器など様々な素材で作られた13種類のトロフィーが採用されてきたという。2010年から優勝者に贈呈されている今の陶器製のトロフィーは、地元シンシナティで140年以上の歴史を誇り、1889年の「パリ万国博覧会」での受賞歴もあるルックウッド社のもので、アカンサスの葉とテニスボールがデザインされている。優勝者と準優勝者は、大会で掲げたこのトロフィーのやや小型化したバージョンを自宅に持ち帰ることができるという。食器類などとともに花瓶も販売しているルックウッド社にとって、メドベージェフの使い方は本望かもしれない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2019年「ATP1000 シンシナティ」でトロフィーを掲げるメドベージェフ
(Photo by Adam Lacy/Icon Sportswire via Getty Images)

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