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苦難の末にトップ100復帰のワウリンカがメッセージ「夢見ていたより遥かに多くのことを成し遂げた」

「ATP500 ロッテルダム」でのワウリンカ

テニスの元世界ランキング3位のスタン・ワウリンカ(スイス)は先週、昨年1月以来約1年2ヶ月ぶりに世界100位内に復帰。トップ100選手になることを夢見ていた子どもの頃を振り返り、その思いをSNSでシェアした。グランドスラムで3度の優勝を遂げているワウリンカは、テニスを始めた頃に望んでいたよりも遥かに多くのことを成し遂げた、と綴っている。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じた。

ワウリンカは2月の「ATP500 ロッテルダム」と「ATP250 マルセイユ」で2週連続ベスト8入りを果たし、世界130位から世界97位へ上昇。37歳のワウリンカはここ2年ほど怪我に苦しみ、昨年8月には322位までランキングを下げていた。

今回、長い苦難の末に久ぶりにトップ100に返り咲いたのを機に、ワウリンカは今までの道のりを振り返り、彼の代名詞ともなった片手バックハンドを子どもの頃に打っている動画、つい先日その美しいバックハンドでウィナーを決めた動画、そして100位内に返り咲いた画像をシェア。感慨深い言葉を添えた。

「努力して夢を追おう、でも決して自分の出発点を忘れるな。ATPのトップ100位に入ることを夢見ていた幼い自分。ずっと年をとって、トップ100に返り咲き!夢見ていたより遥かに多くのことを成し遂げたけれど、トップ100はいつまでも特別だ」

2014年「全豪オープン」、2015年「全仏オープン」、2016年「全米オープン」を制しているワウリンカは、今季の開幕戦となった男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」では1勝1敗だったが、スイスチームはグループステージで敗退。「全豪オープン」では世界53位のアレックス・モルチャン(スロバキア)にフルセットの接戦の末に敗れた。だが続く「デビスカップ・クオリファイアーズ」では1勝1敗で、スイスチームとして史上初めてドイツチームに勝利。そしてロッテルダム大会、マルセイユ大会と調子を上げてきている。

ワウリンカは今も自分のテニスに自信を持ち、ランキング上位の選手たちを倒して優勝にチャレンジできると信じているが、そのためにはもっと安定した結果を出していかなければならないと考えているとATPテニス・ラジオポッドキャストで語った。

「僕はいいプレーができる、コートに立てばどんな相手でも倒せると信じている。今はそれを、1週間の中で繰り返しやらなければならない。でも1年は長いから、長い目で見るようにしている。自分でコントロールできることをコントロールしていれば、試合と結果はおのずとついてくる」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 ロッテルダム」でのワウリンカ
(Photo by Henk Seppen/BSR Agency/Getty Images)

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