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ティアフォー、メリーランド州初の黒人知事に会いテニスへの貢献を称えられる

※写真は「楽天ジャパンオープン」でのティアフォー (Photo by WOWOWテニスワールド)

ここ数ヶ月のフランシス・ティアフォー(アメリカ)の活躍には目を見張るものがある。特に昨年の「全米オープン」4回戦でグランドスラム通算22回優勝のラファエル・ナダル(スペイン)を退け、ナダルに昨年のグランドスラムで唯一の敗戦を与えてからは、多くのテニスファンがティアフォーに注目するようになった。先日、ティアフォーはメリーランド州知事と面会し、テニスへの貢献を称えられた。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

ティアフォーの地元メリーランド州では、1月中旬に新しい知事が就任。新知事のウェス・ムーア氏はメリーランド州初の黒人知事として手腕に期待がかかっている。先日、ティアフォーはムーア知事と面会し、類まれなる意志の強さ、運動能力、献身的な努力、人格、そしてテニスを通じてあらゆる年代のメリーランド州民に勇気を与えたと称えられた。

ティアフォーは、SNSで知事を訪問したことを次のように報告。「素晴らしい州メリーランドのウェス・ムーア知事と会えるなんてとても光栄だ。当選おめでとう、そしてメリーランド初の黒人知事となったことにもおめでとう」とティアフォーはInstagramに投稿した。

また、ティアフォーは知事を信頼しており、ムーア知事のもとでメリーランド州に良い変化が起こることを期待していると綴った。「あなたが支えてくれることで、僕たちの州に素晴らしいことが訪れるのを見るのが待ちきれない。メリーランドの皆さん、皆さんの成功だけを祈っています。いつも愛をありがとう」

ティアフォーは、テイラー・フリッツ(アメリカ)、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、オルガ・ルーネ(デンマーク)、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、キャスパー・ルード(ノルウェー)らと共に、今後注目すべきテニス選手の一人として男性向けファッション誌GQの特集にも登場。

2022年「全米オープン」でベスト4進出を果たすなど目覚ましい活躍を見せるティアフォーは、テニスの困難さ、そしていちかばちかの側面を楽しんでいることを明かした。「僕は昔からいちかばちかの瞬間が大好きなんだ。一番前の真ん中にいるのが好きなのさ」とGQのインタビューで語っている。

世界ランキング15位のティアフォーは、ビッグ3時代が終わりに近づいている中、彼らに代わる新しい選手が登場する必要があるとも話す。「テニスには今までと違う人、違う個性が現れるべきだと思うよ」

2023年の「全豪オープン」では3回戦でその後ベスト4進出を果たしたカレン・ハチャノフ(ロシア)に敗れ、良い結果を残せなかったティアフォーだが、彼の纏っていた大胆なテニスウェアはしっかりと観客の目に焼きついたことだろう。

GQのインタビューでテニスへの展望を聞かれたティアフォーは、他の選手とは一味違う存在でありたいと語った。「テニスの印象を変えたい。テニスというのは上流階級気取りで、神経質で、カントリークラブでプレーするスポーツだと思われている。僕は、テニスに少し違うフレーバーを加えたいんだ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」でのティアフォー
(Photo by WOWOWテニスワールド)

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