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元世界7位、36歳ガスケがハードコートで350勝！現役選手中5位
36歳のリシャール・ガスケ（フランス）は先週「ATP500 ロッテルダム」の1回戦で世界ランキング16位のパブロ・カレーニョ ブスタ（スペイン）を2-6、7-6(2)、6-2で撃破し、まだまだやれることを見せつけた。
第2セット、ガスケは2-6、2-4で迎えた自身のサービスゲームで0-30と劣勢に立たされていたが、タイブレークの末に第2セットをものにすると、第3セットでは4-0とリードし、そのまま持ちこたえた。ガスケはこの試合で13本のエースを含む36本のウィナーを決め、アンフォーストエラーは15、ダブルフォールトは2回だけであった。
これで2023年シーズンに入ってからのガスケのトップ20選手との対戦成績は2勝0敗となった。1月の「ATP250 オークランド」では、決勝で世界12位のキャメロン・ノリー（イギリス）を破って優勝。この試合でもガスケは劣勢にあったが、第3セット1-4の場面から5ゲームを連取して4-6、6-4、6-4で逆転勝ちをおさめた。
ガスケは17歳であった2004年に、初めてトップ20選手から白星を挙げた。「ATP250 ブエノスアイレス」準々決勝で、当時世界14位であったニコラス・マスー（チリ）を破った時だ。
カレーニョ ブスタからの勝利によって、ガスケはある大きな節目を迎えた。これはガスケのキャリアにおいて、ハードコートでの350勝目であった。ガスケはオープン化以降でこの数字に到達した15人目の選手で、フランス人選手としては初めて。また現役選手としては、ノバク・ジョコビッチ（セルビア）、ラファエル・ナダル（スペイン）、アンディ・マレー（イギリス）、マリン・チリッチ（クロアチア）に次いで5人目だ。
■オープン化以降のハードコートでの最多勝利記録（2023年2月13日時点・太字は現役選手）
1位：ロジャー・フェデラー（スイス） 783勝155敗
2位：ノバク・ジョコビッチ（セルビア） 667勝121敗
3位：アンドレ・アガシ（アメリカ） 592勝158敗
4位：ラファエル・ナダル（スペイン） 516勝149敗
5位：ジミー・コナーズ（アメリカ） 490勝100敗
6位：アンディ・マレー（イギリス） 485勝159敗
7位：ピート・サンプラス（アメリカ） 429勝103敗
8位：アンディ・ロディック（アメリカ） 426勝138敗
9位：マイケル・チャン（アメリカ） 415勝173敗
10位：トマーシュ・ベルディヒ（チェコ） 401勝216敗
11位：イワン・レンドル（アメリカ） 399勝84敗
12位：ステファン・エドバーグ（スウェーデン） 382勝104敗
13位：レイトン・ヒューイット（オーストラリア） 372勝158敗
14位：マリン・チリッチ（クロアチア） 360勝204敗
15位：リシャール・ガスケ（フランス） 350勝224敗
（WOWOWテニスワールド編集部）
※写真は「ATP250 オークランド」で優勝しマオリの人々の祝福にこたえるガスケ
（Photo by Hannah Peters/Getty Images）
