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【猫の日】世界女王も困惑!テニスコートに現れた猫たち【動画アリ】

「WTA500 ドーハ」に現れた茶トラ猫

屋外で行われることが多いテニスでは、たびたび鳥や虫、動物がテニスコートにお目見えする。そんな中から、本日2月22日は「猫の日」に合わせて、テニスコートに現れた可愛い猫たちをご紹介しよう。

最も最近目撃された例は、先週カタールで行われた「WTA500 ドーハ」。白が多めの茶トラ猫がテニスコートを早足で駆けてゆき、最後はボールパーソンに追われてヒラリと観客席へと逃亡。この時、選手たちはちょうど休憩中でベンチに座っており、試合の合間のほっこりシーンとなった。

カタールは猫好きが多い国として、昨年末にサッカーワールドカップが同国で開催された際にも一部で話題となっていた。その背景には、イスラム教の預言者ムハンマドが猫を好んだという伝承が関係しているようだ。WTA(女子テニス協会)公式Twitterが投稿した茶トラ猫の動画に対して、同国の綴りと猫をかけて「Catar(Qatar+cat)」とコメントした人もいた。

ドーハ大会では以前にも猫が目撃されている。2016年大会では、ロベルタ・ビンチ(イタリア)がセットポイントを迎えたタイミングで、全体は茶色だが、足先だけ白い猫がコートに登場。解説者が「この子は逃げおおせるでしょうね。そんな気がするわ」と笑いながら話した通り、ボールパーソンに追いかけられた猫はコート端の広告ボード裏へと消えている。この猫は招き猫だったのか、ビンチはその後このセットを取ると、そのままストレート勝利を収めた。

その2年後には、当時世界ランキング1位だったカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)の初戦で、背中に白いぶちのついた茶トラ猫が登場。ゆったりとした足取りで、コートの端へと去っていった。プレー中だったウォズニアッキはその猫の姿は目にしなかったものの、「ニャーという鳴き声だけはずっと聞こえていたの。“この子はどこにいるの?”と思ったわ。興味深かったわね」と試合後に振り返っている。

また、昨年の「世界猫の日」(8月8日)にWTA公式が投稿した動画では、ドーハのコートでガッツポーズを見せる女子選手の目の前を、ホルスタイン柄のような猫が通り過ぎた。

もちろん、猫はドーハ以外にも現れている。2017年の「WTA250 モスクワ」ではデュースという息詰まる展開の中、暖かそうな長毛種の猫が華麗にサーブしようとしていたダリア・ガブリロワ(現ダリア・サビル)(オーストラリア)の背後を通り過ぎた。あと2ポイントで負けるかもしれないという状況の中、それを反対側のコートから見ていたクリスティーナ・プリスコバ(チェコ)は微妙な表情に。

このように登場しては選手を困惑させ、ファンを楽しませる猫たちだが、珍しく冷や汗をかいた場面も。2018年「ATP1000 ローマ」のダブルスに登場したサバ猫は、選手がサーブを打った瞬間にコートに現れると、猛スピードでネット際を駆け抜けてコートを横断。その際に、選手の打ったスマッシュが危うく当たりそうになった。しかし幸いにも直撃することなく、無事に通り抜けている。この時、主審が猫の乱入にも動じることなくプレーを続行させたことを評価する声も上がっていた。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「WTA500 ドーハ」に現れた茶トラ猫
(Photo by Noushad Thekkayil/NurPhoto via Getty Images)

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