「ATP/WTA1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8日~3月19日/ハードコート)に先立って同会場で開催されるエキシビション大会、「アイゼンハワーカップ」で男女のトップ選手たちがペアを組んで混合ダブルスに出場することがわかった。大会公式ウェブサイトが報じている。
昨年の「アイゼンハワーカップ」は元世界女王の大坂なおみ(日本/フリー)やシモナ・ハレプ(ルーマニア)など8人の女子選手がシングルスの試合で競ったが、今年は4回目の開催にして初めて混合ダブルスが行われることになった。試合形式は昨年と同じく10ポイントのタイブレークで勝負を決めるTie Break Tens(タイブレーク・テンズ)が採用され、トーナメントを勝ち抜いたペアは20万ドル(約2700万円)を受け取る。
大会ディレクターを務める元世界ランキング2位のトミー・ハース(ドイツ)はこう述べている。「“アイゼンハワーカップ”が4回目を迎え、テニスパラダイスでの2週間のエキサイティングな大会を盛り上げてくれる、意義深いチャリティーイベントとして戻ってくることを嬉しく思っている。テニスファンの皆さんは、両ツアーで活躍するスター選手がペアを組む、楽しくてユニークな混合ダブルスを楽しむことができる。この活動に参加してくれる選手の皆さんには心からお礼を申し上げる」
出場するペアは8組中7組が決まっており、残り1組は近日中に発表されるという。7組は以下の通り。
●2023年「全豪オープン」覇者で世界2位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)/2022年「ATP1000 インディアンウェルズ」覇者で世界7位のテイラー・フリッツ(アメリカ)
●3度のグランドスラム優勝、2022年「WTA1000 インディアンウェルズ」覇者で世界女王のイガ・シフィオンテク(ポーランド)/世界11位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)
●2021年「全米オープン」覇者で元世界10位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)/2021年「ATP1000 インディアンウェルズ」覇者で世界13位のキャメロン・ノリー(イギリス)
●2021年「全米オープン」ファイナリストで元世界13位のレイラ・フェルナンデス(カナダ)/世界9位のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)
●2022年「ウィンブルドン」・「全米オープン」ファイナリストで世界4位のオンス・ジャバー(チュニジア)/2022年「全仏オープン」・「全米オープン」ファイナリストで世界4位のキャスパー・ルード(ノルウェー)
●世界3位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)/2023年「全豪オープン」ベスト4で世界21位のトミー・ポール(アメリカ)
●世界7位のマリア・サカーリ(ギリシャ)/2023年「全豪オープン」ファイナリストで世界3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)
「アイゼンハワーカップ」は現地3月7日午後7時15分から、インディアンウェルズ・テニスガーデンのスタジアム2で開催される。
※為替レートは2023年2月20日時点
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2022年「WTAファイナルズ フォートワース」でのサバレンカ
(Photo by Robert Prange/Getty Images)