マーベル・スタジオが製作するスーパーヒーロー映画を中心としたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。そのユニバースが、テニス界にも広がりを見せている(?)ようだ。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。
ステファノス・チチパス(ギリシャ)は、モンテカルロで一緒に練習していたマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)との2ショットをInstagramに投稿。そこには、「今朝、テニスコートで練習するソーとロキ」というキャプションがつけられていた。ソーとロキは、マーベル・コミックに登場する義兄弟。映画では、ソー役をクリス・ヘムズワース、ロキ役をトム・ヒドルストンが演じている。
実はこの数日前、ベレッティーニもInstagramにマーベルにちなんだ投稿をシェアしていた。そこには、「今日はフォアハンドのヘビーセッションだった」というキャプションとともに、ソーの武器である「ムジョルニア」という名前のハンマーを手にしたベレッティーニの姿が。強力なフォアハンドが持ち味のベレッティーニは、「ハンマー」というニックネームで呼ばれることもあり、ソーにシンパシーを感じているのかもしれない。
MCU内では女性のスーパーヒーローも活躍をしているが、それはテニス界でも同じ。Tennis Channelの公式Twitterは、ココ・ガウフ(アメリカ)を、昨年公開されて大きな話題を集めたマーベル映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の主人公の姿に見立てたコラージュ画像を投稿。以前、弟と一緒にこの『ブラックパンサー』を観に行ったことをTwitterで報告していたガウフは、この投稿が気に入ったようで、泣き笑いの絵文字をつけて引用リツイートで反応していた。
MCUのヒーローたち以外にも、テニススターたちが人気キャラクターに重ねられることはしばしばあるもの。先日の「全豪オープン」で優勝したノバク・ジョコビッチ(セルビア)と準優勝のチチパスが並んでいる様子を見たあるファンが、2001年のコメディ映画『ズーランダー』に登場するデレク・ズーランダーとハンセル・マクドナルドというキャラクターに、二人が似ていることを指摘した投稿をシェアした。たしかに、ジョコビッチはデレク役のベン・スティラーに、チチパスはハンセル役のオーウェン・ウィルソンに、どことなく似ている…?
その後、この投稿を目にしたジョコビッチ本人がInstagramのストーリーズにて、爆笑した絵文字をいくつもつけて「すごく的確だ」と反応。もしかしたら、大のテニス好きとして知られるベン・スティラーも、この投稿を見て喜んでいるかもしれない。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2022年「ATP500 リオデジャネイロ」でのベレッティーニ
(Photo by Buda Mendes/Getty Images)