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試合中のテニスコートにパンダの怪人が乱入!でんぐり返ったのちに逃亡【動画アリ】

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スポーツ界では時おり人間や動物が試合中に乱入することがあるが、現地12日に行われた「ATP500 ロッテルダム」(オランダ・ロッテルダム/2月13日~2月19日/室内ハードコート)予選で珍しい光景が繰り広げられた。スポーツウェブメディア Sportskeedaなど複数のメディアが報じている。

当時世界ランキング70位のカンタン・アリス(フランス)と同75位のグレゴワール・バレール(フランス)が対戦した予選2回戦、第1セットを取ったアリスが4-1とリードしていた第2セット第6ゲームで侵入者は現れた。15-15の場面でバレールがファーストサーブを打とうとしていた時、彼のいたコート側の奥、観客席の横からパンダの着ぐるみを着た人物が走ってくると、観客席エリアとコートを隔てている低い広告ボードをひらりと乗り越えてコート内に侵入。

“パンダの怪人”はボールパーソンの背後ででんぐり返しをした後、立ち上がって両手を振り回しながらコートを横断。ネットを回り、椅子に座った主審やサーブする手を止めたバレールのすぐ目の前を通り過ぎ、そのまま侵入したのと同じ場所を乗り越え、出てきたところへと姿を消した。

この20秒ほどの乱入劇の間、選手たちはもちろん、ボールパーソンや主審、セキュリティースタッフ、観客も特に動きを見せることはなかった。その後、乱入した様子を捉えた動画がSNS上で拡散されたものの、“パンダの怪人”の身元は特定できていないという。

“パンダの怪人”が自主的に去った後、選手たちはまるで何事もなかったかのようにプレーを再開。しかし、さすがに動揺したのか、バレールのファーストサーブはフォールトとなった。それでもバレールはその後、6-7(4)、7-6(3)、7-6(1)と3セットすべてタイブレークにもつれ込んだ接戦を制して本戦へと駒を進めた。一方、敗れたアリスも、元世界12位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)が欠場したことからラッキールーザーとして本戦出場を果たしている。

今回は何事もなかったことから、侵入者の可愛らしい見た目もあって、SNSでは「こんなの初めて見た」という風に楽しむ意見も多く見られた。一方で、侵入者が逃げおおせたことから警備の甘さを心配する声も上がっている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真はイメージ
(Photo by Tom Dulat/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

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