大会に向けた調整中のため「ラファナダル・アカデミー」を訪れていたフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を、ラファエル・ナダル(スペイン)が手厚くもてなし、一緒に博物館を見て回るなどしたようだ。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。
開催中の「ATP500 ロッテルダム」(オランダ・ロッテルダム/2月13日~2月19日/室内ハードコート)に向けて、マヨルカ島にある「ラファナダル・アカデミー」にて、ナダルの叔父のトニ・ナダル氏とフレデリック・フォンタン氏による指導のもと、準備をしていたオジェ アリアシム。オランダに発つ前にナダル本人の案内を受けながら「ラファナダル博物館」を見学した様子がSNSに公開された。
グランドスラムで22回の優勝経験を持つナダルが今まで獲得してきたトロフィーやオブジェの展示をじっくり観賞し、記念に2ショットを撮影。濃密な時間を過ごしたことがうかがえる。
また、オジェ アリアシムは「ラファナダル・アカデミー」に併設された宿泊施設に滞在。室内コートや新しいジムでトレーニングに励み、テニスアカデミー内にある「ローランギャロス・レストラン」で毎日食事をとっていたようだ。
昨年の「ATP500 ロッテルダム」で初めてツアータイトルを獲得したことを皮切りに、「ATP250 フィレンツェ」「ATP250 アントワープ」「ATP500 バーゼル」で優勝し、世界ランキングは自己最高の6位に到達したオジェ アリアシム。「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」では、カナダ代表チームのエースとしてアレックス・デミノー(オーストラリア)に勝利するなど優勝に貢献し、素晴らしいシーズンを最高の形で終えた。
ディフェンディングチャンピオンとして臨む今年の「ATP500 ロッテルダム」。ぜひとも「ラファナダル・アカデミー」での練習の成果を発揮してほしい。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2021年「全米オープン」でのオジェ アリアシム
(Photo by Sarah Stier/Getty Images)