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全豪オープンでベスト8入りを果たした21歳ラフェチュカの望む夢の対戦とは?

「ATP500 ロッテルダム」でのラフェチュカ

「全豪オープン」でのタイトル獲得で波に乗っている世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、人生最高の状態にあり、意欲もかつてなく高まっている。しかし台頭しつつある若手選手イリ・ラフェチュカ(チェコ)は、是非とも今年の「ウィンブルドン」でジョコビッチを破って優勝し、世界ランキング1位になりたいと考えているようだ。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

現在21歳のラフェチュカは2020年にプロに転向し、今シーズン開始時点で世界ランキング81位であったが、「全豪オープン」で8強に残ったことでキャリア最高位の39位に到達。ラフェチュカは世界23位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)や世界12位のキャメロン・ノリー(イギリス)、昨年ベスト8に進出したフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)らを破って準々決勝まで勝ち進み、そこで世界4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)に敗れた。

一方のジョコビッチはお気に入りの大会である「全豪オープン」に2年ぶりに出場し、圧倒的な形で10度目の優勝を果たした。ジョコビッチは直近で出場した4度の「全豪オープン」で毎回タイトルを獲得しているうえ、「ウィンブルドン」でも同様に4大会連続で優勝を果たしている。ジョコビッチの「ウィンブルドン」での優勝回数は7回でピート・サンプラス(アメリカ)と並んでおり、ロジャー・フェデラー(スイス)の8回という最多記録まであと1回だ。

最近行われたインタビューの中で、ラフェチュカは2023年の大会から好きなものを選んで夢の試合を想像してみるように言われた。対戦相手は誰でもよく、何回戦でもよい。ラフェチュカはためらうことなく、どんな選手にとっても「ウィンブルドン」の決勝でジョコビッチを倒して世界ランキング1位になることが最大の偉業だろうと答えた。

「簡単だ。“ウィンブルドン”の決勝で、世界1位の座を賭けてノバク・ジョコビッチと対戦すること。その試合で勝つことが、選手に達成可能で、かつ夢見ることができる最大のことだと思うよ」

2人はまだツアーで対戦したことはない。1年で3番目に開催されるグランドスラム「ウィンブルドン」は、2023年7月3日から16日にかけて行われる。昨年の「全豪オープン」でグランドスラム本戦に初出場し、今年の同大会で初勝利をあげてそのまま準々決勝まで勝ち進んだラフェチュカが、これからどんな戦いを見せてくれるのか、楽しみだ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 ロッテルダム」でのラフェチュカ
(Photo by Herman Dingler/BSR Agency/Getty Images)

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