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日本がポーランドに快勝!初陣勝利の添田豪監督「最高の結果」[デビスカップ・プレーオフ]

2019年「デビスカップ」でのダニエル太郎

2月4日・5日に兵庫県三木市のブルボンビーンズドームで開催された「男子テニス国別対抗戦 デビスカップ ワールドグループⅠプレーオフ 日本vsポーランド」(日本・三木/2月4日~2月5日/室内ハードコート)で、日本がポーランドに4-0の快勝を収めた。大会公式ウェブサイトが報じている。

2日間にかけて行われた今回のプレーオフでは、初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合が予定されていたが、日本がすべての試合を戦わずして勝負を決めた。

日本チームのメンバーは、先月に自身初の「全豪オープン」4回戦進出を果たした世界ランキング33位の西岡良仁(ミキハウス)、世界108位のダニエル太郎(エイブル)、「全豪オープン」でグランドスラム本戦初勝利を飾りキャリアハイの世界114位に到達した綿貫陽介(フリー)、世界196位の内田海智(富士薬品)、ダブルス世界79位のマクラクラン勉(イカイ)。

対するポーランドは、世界10位のフベルト・フルカチュと世界104位のカミル・マイクシャクというシングルスの国内トップ2選手を欠く中、世界255位のカツペル・ジュク、世界273位のダニエル・ミハルスキ、世界383位のマクス・カスニコフスキ、「全豪オープン」男子ダブルスで準優勝してキャリアハイを更新した ダブルス世界15位のヤン・ジエリンスキ、ダブルス元世界王者ルーカシュ・クボトという顔ぶれだった。

まずは1試合目で西岡とミハルスキが対戦。西岡はファーストサーブの確率こそ62%にとどまったものの、そのポイント取得率は81%を記録し、3度のブレークに成功する。相手が得た3つのブレークポイントをすべてしのいだこともあり、6-3、6-2のストレートで勝利した。

続いて試合に臨んだダニエルもサービスゲームが好調。ジュクを相手に13本ものサービスエースを決め、ファースト・セカンドサーブの75%以上をポイントに結びつけた。それもあって、自身のサービスゲームではジュクにブレークポイントどころかデュースすら許すことなく、6-3、6-4で試合を終えている。

3試合目はダブルスで、マクラクラン/綿貫ペアがクボト/ジエリンスキ組に4-6、7-5、7-6(2)の逆転勝利。マクラクラン/綿貫ペアはサービスゲームだった第1セット第5ゲームをラブゲームで落とすと、第8ゲームのチャンスを逃してセットを先取されたが、第2セットでは第12ゲームでこのセット5度目の好機をようやくモノにし、セットカウント1-1に。最終セットでは先にブレークされながらも追いついてタイブレークに突入。3-2から4ポイントを連取して勝利を引き寄せた。

そして4試合目は、当初予定されていた西岡対ジュクに代わって内田とカスニコフスキが対戦。2021年のパキスタン戦以来、これが約2年ぶり2度目の「デビスカップ」出場となる内田は、安定したプレーで6-2、7-5のストレート勝利を収め、パキスタン戦と同じくチームの4-0勝利に貢献している。勝負が決したため、5試合目のダニエル対ミハルスキは実施されなかった。

今年から「デビスカップ」日本代表監督に就任した添田豪監督は、デビュー戦を勝利で飾った後、こう述べている。「全員が勝利できたことが一番嬉しい。最高の結果だった。相手のシングルスの(ランキング上位)二人が出ないとなり、勝たないといけないとプレッシャーになった。ただ、負けるイメージはなかった。(次戦のワールドグループに向けて)まだ白紙だが、今回のメンバーが基本線。錦織圭(ユニクロ)が復帰して間に合えば、経験は誰よりも凄いので、チームに入ってほしい」

今回の勝利によって、日本はワールドグループIに残留。一方、敗れたポーランドはワールドグループIIとの入れ替え戦に臨むことになる。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2019年「デビスカップ」でのダニエル太郎
(Photo by Shi Tang/Getty Images)

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