ダビド・ゴファン(ベルギー)、グレゴワール・バレール(フランス)、フェデリコ・コリア(アルゼンチン)の3人が、先週ATPツアーの下部大会であるチャレンジャー大会で優勝した。室内ハードコートやクレーコート、西ヨーロッパに南米とそれぞれ舞台は違うが、3人はいずれも世界ランキング100位内の選手たちだ。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。
ベルギーの室内ハードコートで行われた大会では、地元選手であるゴファンが途中1セットを落としただけでタイトルを獲得。元世界7位、32歳のゴファンは、体調不良のため「全豪オープン」を欠場。ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したこのチャレンジャー大会で、決勝では世界69位のミカエル・イーメル(スウェーデン)を6-4、6-1のストレートで下して優勝を果たした。ゴファンは「ベルギーで優勝できて嬉しいよ。もっと大きな大会で勝ったこともあるけれど、祖国での優勝は特別だ。決勝はATP250大会くらいレベルの高い試合だった」とコメントしている。
世界50位となっていたゴファンは、この優勝により41位まで浮上。世界ランキング70位以内の選手同士がチャレンジャー大会の決勝で対戦したのは、2019年のフェニックスで世界43位だったマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が世界57位のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)を破った時以来だった。またゴファンがチャレンジャー大会で優勝したのは2014年、やはりベルギーのモンス大会以来。ゴファンはチャレンジャー大会の決勝では8連勝中だ。
フランスのカンペールで行われた大会では、決勝で第2シードのバレールが18歳のアルトゥール・フィス(フランス)を6-1、6-4で下して、チャレンジャー大会で6度目のタイトルを獲得。28歳のバレールはすべてのチャレンジャータイトルを祖国フランスで手にしている。ここカンペールでは4度決勝に進出し、2度優勝。これによりバレールのランキングは世界83位からキャリアハイの76位に上昇。トップ200位内でフランス人選手として最年少のフィスは、2週間前にポルトガルでチャレンジャー大会初優勝を遂げ、今大会決勝まで9連勝中だった。ランキングは世界195位から164位にジャンプアップし、こちらもキャリアハイを更新している。
チリのコンセプシオンでは、第1シードのコリアが5度目のチャレンジャー大会優勝を果たした。決勝では22歳のティモフェイ・スカトフ(カザフスタン)に6-4、6-3で勝利。「とても嬉しいよ。コンセプシオンは僕が5つのタイトルのうちの一つを獲得した場所だから、ずっと心に残るだろう」とコリア。アルゼンチン人選手は2022年に最多記録となる合計23のチャレンジャータイトルを獲得。今年もすでに4週間で4つのタイトルを得ており、昨年を上回る勢いだ。あとの3つはフアン マヌエル・セルンドロが2つ、アンドレア・コラリーニが1つ手にしている。アルゼンチンのレジェンド選手ギジェルモ・コリアの弟である30歳のコリアは、昨年キャリアハイの世界52位に到達。先週は世界76位だったが、この優勝で69位までランキングを戻している。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「ATP250 オークランド」でのゴファン
(Photo by Phil Walter/Getty Images)
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