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サバレンカのグランドスラム初優勝を元世界女王たちも祝福

「全豪オープン」優勝トロフィーと記念撮影を行うサバレンカ

「全豪オープン」でグランドスラム初優勝を飾った第5シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)を、同僚や元世界女王であるレジェンドたちが祝福している。WTA(女子テニス協会)公式ウェブサイトが報じた。

24歳のサバレンカは決勝で、第22シードで23歳のエレナ・ルバキナ(カザフスタン)に4-6、6-3、6-4で勝利し、初めてのグランドスラムタイトルを獲得した。前哨戦の「WTA500 アデレード1」から11連勝と、シーズン開幕からの勢いを失うことなく「全豪オープン」を駆け抜けた。そんなサバレンカを祝福するたくさんのメッセージの中からWTAが一部を紹介している。

今大会で自身も初のグランドスラムタイトルを狙っていた元世界ランキング2位のオンス・ジャバー(チュニジア)は、「ワオ。すごい女子決勝だったわ。サバレンカおめでとう!あなたは優勝にふさわしい選手。エレナは残念だったけど、きっとこれからもグランドスラムで優勝すると思う」と投稿。ジャバーはさらにその1時間半後には大会中にサバレンカと練習した時の動画を投稿し、「今日サバレンカが優勝した理由の一つは、私と練習したことね。少なくとも私はそう思っているわ」と茶目っ気たっぷりの彼女らしいコメントを添えた。

怪我により欠場を余儀なくされた元世界2位のパウラ・バドーサ(スペイン)は、「Arynaaaaaaaaa」とサバレンカの名前の後にたくさんのトロフィーや涙を浮かべた顔文字、ハートマークを添えて祝福している。

ほかにも世界6位のココ・ガウフ(アメリカ)や元世界11位のアリゼ・コルネ(フランス)、元世界21位のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)、2021年の「全豪オープン」でサバレンカとともにダブルスを制したエリース・メルテンス(ベルギー)、準決勝でサバレンカに敗れた当時世界45位のマグダ・リネッテ(ポーランド)、準々決勝で敗れた元世界19位のドナ・ベキッチ(クロアチア)もサバレンカを称えた。元世界3位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)は「彼女が近いうちにグランドスラムで優勝することはみんなわかっていたわ。サバレンカおめでとう!!」と賛辞を送っている。

元世界20位のダリア・サビル(オーストラリア)は、愛おしそうにトロフィーを抱くサバレンカと、同じように犬を抱く彼女の写真を並べて「同じ」と投稿。この犬はサビルが飼っているミニチュアダックスフンドのトーフくんで、今大会ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)をはじめとする多くのトップ選手と写真を撮っていた。

優勝セレモニーでサバレンカにトロフィーを贈呈したレジェンドのビリー・ジーン・キング(アメリカ)は、サバレンカ、ルバキナとのスリーショット写真とともに、「アリーナ・サバレンカ、初めてのグランドスラムタイトルおめでとう!手に汗握る試合で、サバレンカもルバキナも素晴らしかった。アリーナにダフネ・アクハースト・メモリアルカップを贈呈できて光栄だわ」と投稿している。

初のグランドスラムタイトルに手が届くまで準優勝を6回経験している元世界女王のキム・クライシュテルス(ベルギー)は、「彼女は肝心なところでしっかりと力を発揮したわ。初のタイトルおめでとう!」とコメント。同じく元世界女王のアナ・イバノビッチ(セルビア)も、「この瞬間を楽しんで」とサバレンカの優勝を祝し、ルバキナの健闘も称えた。

2度の年間グランドスラム達成を誇るレジェンドのロッド・レーバー(オーストラリア)は両者を絶賛した。「アリーナ・サバレンカ、グランドスラム初優勝おめでとう。あなたは素晴らしいパワーと情熱でずっと戦ってきた。エレナ・ルバキナ、今夜は残念でしたね。プレッシャーの中で冷静に対処できるのはあなたの素晴らしい特性だ。一流の選手二人による一流の戦いだった」

なお、ベラルーシ出身であるサバレンカは、ロシアのウクライナ侵攻を受けて今大会に中立選手として出場しているため、グランドスラムの優勝トロフィーには史上初めて優勝者の国名が刻まれない事態となった。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」優勝トロフィーと記念撮影を行うサバレンカ
(Photo by Robert Prange/Getty Images)

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