サバレンカは2位返り咲き、全豪準優勝ルバキナが初のトップ10！大坂は65位に

WTA

2023.01.31 19:00

サバレンカは2位返り咲き、全豪準優勝ルバキナが初のトップ10！大坂は65位に

WTA（女子テニス協会）は30日、最新の世界ランキングを公表。妊娠のため現在ツアーから離脱している大坂なおみ（日本／フリー）は、前回から順位を15下げて65位となった。

前週まで開催されていた「全豪オープン」（オーストラリア・メルボルン／1月16日～1月29日／ハードコート）で女王の座に輝いたのは、第5シードのアリーナ・サバレンカ（ベラルーシ）。女子シングルスとしては自身初となるグランドスラム決勝の舞台で見事勝利を掴み、昨年2月以来にキャリアハイの2位へ返り咲いた。優勝大本命の第1シード、イガ・シフィオンテク（ポーランド）は4回戦で姿を消すこととなったが、ポイントでは2位以下を大きく引き離して、引き続き女王の座を守っている。

4回戦でシフィオンテク、準々決勝では第17シードのエレナ・オスタペンコ（ラトビア）、準決勝では2012・2013年大会覇者で第24シードのビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）を下して今大会準優勝となったのは、第22シードのエレナ・ルバキナ（カザフスタン）。昨年の「ウィンブルドン」でタイトルを獲得し勢いに乗る23歳のルバキナは、15ランクアップの10位で自身初となるトップ10入りを果たした。対して、ルバキナに3回戦で敗れた第13シードのダニエル・コリンズ（アメリカ）は、前回大会準優勝の際に獲得したポイントを失ったことで11位から40位へ転落している。

1セットも落とすことなくベスト8まで駒を進めた元世界女王で第30シードのカロリーナ・プリスコバ（チェコ）は、11ランクアップで20位に。また、ノーシードながらベスト8まで勝ち残る快進撃を見せたマグダ・リネッテ（ポーランド）とドナ・ベキッチ（クロアチア）は、それぞれ前者が45位からキャリアハイの22位、後者が64位から33位へと急浮上。ベキッチに敗れたものの、「全豪オープン」本戦デビューでいきなり4回戦進出という快挙を成し遂げた17歳の新星リンダ・フルビルトバ（チェコ）もまた、31の大幅アップでキャリアハイの51位をマークしている。

日本人選手として唯一「全豪オープン」本戦に出場した内島萌夏（日本／安藤証券）は116位をキープ。予選3回戦敗退の日比野菜緒（日本／ブラス）は、1下げて139位に。予選2回戦敗退の本玉真唯（日本／島津製作所）は、14ランク下げてトップ200から陥落している（208位）。

「全豪オープン」女子ダブルスには、青山修子（日本／近藤乳業）／柴原瑛菜（日本／橋本総業ホールディングス）のペアが第10シードで出場。危なげないプレーで順調に決勝まで勝ち進んだ「青柴ペア」は、前回大会のベスト4を上回る、準優勝という好成績を残して大会を終えた。柴原は3アップの20位、青山も同じく3アップの22位につけている。

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【1月30日付最新WTAランキング】
順位（前週）名前（国籍）ポイント

1. ← (1) イガ・シフィオンテク（ポーランド）　10,485
2. ↑ (5) アリーナ・サバレンカ（ベラルーシ）　6,100
3. ↓ (2) オンス・ジャバー（チュニジア）　5,210
4. ↓ (3) ジェシカ・ペグラ（アメリカ）　5,000
5. ↓ (4) カロリーヌ・ガルシア（フランス）　4,645
6. ↑ (7) ココ・ガウフ（アメリカ）　3,992
7. ↓ (6) マリア・サカーリ（ギリシャ）　3,811
8. ← (8) ダリア・カサキナ（ロシア）　3,380
9. ↑ (10) ベリンダ・ベンチッチ（スイス）　2,905
10. ↑ (25) エレナ・ルバキナ（カザフスタン）　2,815
11. ↓ (9) ベロニカ・クデルメトワ（ロシア）　2,740
12. ↑ (17) エレナ・オスタペンコ（ラトビア）　2,340
13. ↑ (15) ペトラ・クビトバ（チェコ）　2,281
14. ← (14) ベアトリス・アダッドマイア（ブラジル）　2,195
15. ↓ (12) シモナ・ハレプ（ルーマニア）　2,141
16. ↑ (24) ビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）　2,138
17. ↑ (18) エカテリーナ・アレクサンドロワ（ロシア）　2,030
18. ↑ (19) アネット・コンタベイト（エストニア）　1,909
19. ↑ (20) リュドミラ・サムソノワ（ロシア）　1,905
20. ↑ (31) カロリーナ・プリスコバ（チェコ）　1,880
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