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ジュニアの木下/齋藤ペアが惜しくも優勝逃す。上地はダブルス準優勝[全豪オープン]

2022年「全仏オープン」での木下

シーズン最初のグランドスラムとなる「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月16日~1月29日/ハードコート)12日目の現地27日、車いすの部とジュニアで日本勢が決勝を戦った。また、女子ダブルスで決勝に進出している。大会公式ウェブサイトなどが伝えた。

車いすの部の女子ダブルス決勝で、第2シードの上地結衣(日本/三井住友銀行)/ジュ・ジェンジェン(中国)ペアは第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)/アニーク・ファンクォト(オランダ)ペアに3-6、2-6で敗れて準優勝。上地/ジュ組はファーストサーブの確率は80%と、72%の相手を上回ったものの、ファースト・セカンドサーブのポイント取得率がいずれも5割を切ってしまい、オランダペアに5回のブレークを許した。上地はシングルスでも決勝に勝ち進んでおり、そちらでも第1シードのデ グロートとタイトルを争うことになる。

ジュニアでは、女子ダブルスで第4シードの木下晴結(日本/LYNX TA)/齋藤咲良(日本/MAT Tennis Academy)ペアが準優勝。第5シードの石井さやか(日本/HSS)/小池愛菜(日本/Team REC)ペアらシード勢を破ってきたノーシードのRenata Jamrichova(スロバキア)/Federica Urgesi(イタリア)ペアに6-7(5)、6-1、[7-10]で競り負けた。一進一退の第1セットを惜しくも落とした後、第2セットを取り返して10ポイントのマッチタイブレークに突入。1-4とリードされるも齋藤のボレーなどで4-4と並ぶ。しかし5-5から再び離されてゆき、木下のショットがロングとなって6-9で相手にマッチポイント。打ち合いから齋藤のスマッシュが決まり1つしのぐが、2つ目で齋藤のショットが外れて試合終了となった。

女子シングルスでは、世界21位で17歳の石井が決勝進出とはならず。第9シードのAlina Korneeva(ロシア)との準決勝、第1セットを0-2から6ゲーム連取で取ったものの、第1セットではわずか8回だったアンフォーストエラーが以後2セットで39回と急増し、6-2、4-6、2-6の逆転負けを喫している。

また、当サイトでもすでにお伝えした通り、女子ダブルスで第10シードの青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)ペアがグランドスラムで初の決勝進出を果たした。シングルスでもトップ選手として活躍する第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)/ジェシカ・ペグラ(アメリカ)ペアを相手に序盤から積極的な姿勢を見せ、特に青山の素早い反応から繰り出すボレーで苦しめる。第1セットは相手にブレークチャンスすら与えずに取り、第2セットではアメリカペアが得た4つのセットポイントをしのいで、6-2、7-6(7)のストレート勝利を収めた。

試合後のオンコートインタビューで、青山は「(第2セットで)相手が盛り返してきた時、彼女が励ましてくれた。パートナーに感謝している」と柴原にお礼を言っていた。決勝ではディフェンディングチャンピオンであり第1シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)ペアと対戦する。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「全仏オープン」での木下
(Photo by Robert Prange/Getty Images)

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