現地1月27日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月16日~1月29日/ハードコート)女子ダブルス準決勝で第10シードの青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)ペアが第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)/ジェシカ・ペグラ(アメリカ)ペアと対戦。青山/柴原ペアが6-2、7-6(7)で勝利し、初の決勝進出を果たした。試合時間は1時間23分。
昨年大会ベスト4の「青柴ペア」は、1回戦で今大会女子シングルスのベスト4と躍進した世界ランキング45位のマグダ・リネッテ(ポーランド)と同53位の21歳ワン・シユ(中国)のペア、2回戦でダブルス世界75位のナディヤ・キッチュノック(ウクライナ)と同39位のKimberley Zimmermann(ベルギー)のペア、3回戦で「東京オリンピック」混合ダブルス金メダリストのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)と今大会の女子シングルスで決勝に進出しているエレナ・ルバキナ(カザフスタン)のペア、準々決勝ではダブルス世界33位のキャロライン・ドラハイド(アメリカ)とシングルス世界59位のアンナ・カリンスカヤ(ロシア)のペアを破ってきた。
対戦相手のガウフ/ペグラ組は「全豪オープン」でのベスト4進出はこれが初めてだが、昨年の「全仏オープン」で準優勝を果たしている。ガウフは第7シード、ペグラは第3シードとして臨む女子シングルスにも出場しながらの戦いだったが、内島萌夏(日本/安藤証券)や加藤未唯(日本/ザイマックス)のペアも破ってきた。準々決勝の後、二人について柴原が「昨年に1度ペアで当たったことがあります。二人とも良いシングル選手で、ベースが強い選手でした。でも、私たちが良いプレーをすれば良い試合になると思います」と話していた。
試合は、コイントスに勝った相手ペアがサーブを選んだため、ガウフのサーブで始まる。第1セット第1ゲーム、青山のボレーで15-40と早速チャンスを作ると、最後はペグラのショットが外れて1-0。最初の3ゲームでガウフ/ペグラ組に4ポイントしか与えず、リードを広げる。第4ゲームでは柴原の見送ったガウフのフォアハンドが切れずにデュースとなるが、最後は柴原の連打から青山のボレーでサービスキープ。第5ゲームからガウフ/ペグラ組はサービスキープができるようになるが、青山/柴原ペアが2ブレークアップを保ちこのセットを6-2で取った。
第2セットで先にブレークしたのはガウフ/ペグラ組。第1ゲームをラブゲームでキープした後、青山/柴原ペアが40-15としたところから4ポイントを連取して2-0に。しかし第5ゲームで青山/柴原ペアの積極的な姿勢が実りブレークバック。以後は互いにサービスキープが続く中、青山/柴原ペアの5-6で迎えた第12ゲームで相手ペアが前に出てセットポイントを掴むも、柴原のボレーでしのぐ。そのままタイブレークに突入し、青山/柴原ペアは最初のポイントでいきなりのミニブレークを果たすも、2ポイントを続けて落として3-4のビハインドに。だがすぐさま青山のボレーが決まり、ミニブレークの数で並ぶ。青山のショットが外れて4-6となり、相手に再びのセットポイント。ここから相手がリードしては青山/柴原ペアが持ちこたえるという展開が続く。だがペグラのロブが長くなり、8-7で青山/柴原ペアにマッチポイント。最後は青山のボレーを相手がコート内に返せず、試合終了となった。
勝利した青山/柴原ペアは、決勝でディフェンディングチャンピオンであり第1シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)ペアと対戦する。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2022年「全豪オープン」での青山(右)と柴原
(Photo by Quinn Rooney/Getty Images)
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「全豪オープンテニス」1/16(月)~1/29(日) ※大会第1日は無料放送
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