ニュース News

元世界女王エバート、ガンの完治を報告。闘病中の盟友ナブラチロワの現状は?

2022年「ウィンブルドン」センターコート100周年セレモニーでのエバート

昨年1月にステージ1の卵巣ガンを患っていることを公表した女子テニス界のレジェンド、クリス・エバート(アメリカ)。闘病から1年が経ち、このほどガンが完治したことを報告した。米スポーツメディア Sports Illustratedなど複数のメディアが報じた。

米スポーツメディア ESPNの記事で68歳のエバートは、卵巣ガンのため62歳で亡くなった妹のジャンヌについてと、そのことが自身にどのように影響を及ぼしたのか綴った。エバートは2021年10月に妹も持っていた特定のガンに罹患しやすいことを示すBRCA1遺伝子の病原性変異を持っていることが判明。予防措置として同年12月に子宮を摘出したが、その後の病理検査で卵管に悪性の細胞と腫瘍が発見された。ステージは1で転移もなく、化学療法を受ければ90%以上の確率でガンは再発しないと診断された。

そして現在まで6度の化学療法を経て卵巣ガンを完治させたエバートは、「今日私はガンから解放されました。卵巣ガンは90%の確率で再発しません」と報告。加えて、BRCA1の変異体を持つ人は、乳ガン、前立腺ガン、膵臓ガンを発症するリスクが高いと指摘した。すでに子宮摘出術を受けていたエバートは、乳ガン発症の可能性を低くするため、乳房切除術も受け、あと1回手術が残っているという。

エバートは自身の経験を明かした理由について、命を救う可能性のある多くの情報を他の人が得られるようにするためだと話す。「病気の反対側にたどり着いてほっとしていますが、同じくらい心はいつも重いです。ジャンヌを失ったことから立ち直ることはないですし、その過程で彼女が私に与えてくれた贈り物を当然と思うこともしません。妹が私の命を救ってくれました。私も自分の経験を共有することで、他の誰かを救うことができると願っています」

今月初旬に喉と胸部のガンを患っていることを明かしたレジェンド選手で66歳のマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)は、米テニス専門チャンネルTennis Channelにオンラインで出演し現状と今後について語った。「治療を続ける準備ができています。これまで2回の手術と4回の生検組織診断を受けました。そしてこれからは化学療法と放射線療法が待っています」

「別の準備も整っています。再びプレーする機会のね。握力を鍛える器具も持っていますし、今“ウィンブルドン”のバンドも買い物袋から見つけました。なぜここに入っているのか分からないけど。そしていつものように水筒も持っています。だから準備万端です」と笑顔で話し、元気な様子を見せた。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「ウィンブルドン」センターコート100周年セレモニーでのエバート
(Photo by Karwai Tang/WireImage)

◆WOWOWテニスワールド LINE公式アカウント
テニスのおすすめニュースを毎週月・水・金の週3回、定時配信。
最新情報や試合速報など、テニスのすべてをお届けしています!

友だち追加する

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. 元世界女王エバート、ガンの完治を報告。闘病中の盟友ナブラチロワの現状は?