「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月16日~1月29日/ハードコート)2回戦で、世界ランキング65位のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)に4-6、4-6、5-7で敗戦した第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)。試合後、ナダルは数日前から問題を抱えていたことを明かしたが、このほどその詳細が判明した。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。
試合後の会見でナダルは怪我について、「筋肉なのか、関節なのか、何が起こっているのか分かりません。僕は腰に問題を抱えていたことがあり、過去に治療をしなければなりませんでした。今ほどの問題ではなかったですがね。今は動けないと感じています」と述べていた。
翌日の19日にナダルはTwitterを更新し、次のように検査の結果を報告した。「こんにちは。昨日の敗戦後、検査を受けました。MRIの結果、左脚の腸腰筋にグレード2の損傷があることが判明しました。今はスポーツからの休養と炎症を抑える治療に取り組む時間です。通常の回復期間は、6週間から8週間になります」
ナダルは2月27日に開幕する「ATP500 ドバイ」に15年ぶりに出場を予定していたが、欠場はほぼ確実となった。3月の「ATP1000 インディアンウェルズ」と「ATP1000 マイアミ」への出場も不安視されている。また、3月5日にはラスベガスのエキシビション大会で世界王者のカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する予定も組まれているが、こちらも怪我の回復状態によっては参加が難しくなるだろう。
「全豪オープン」ディフェンディングチャンピオンのナダルは、今大会後1,955ポイントを失い、約1年ぶりにトップ5から陥落する見込みだ。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「全豪オープン」でのナダル
(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)
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