テニス界を超えて世界中で人気を集めるロジャー・フェデラー(スイス)が、女優のペネロペ・クルス、歌手のデュア・リパ、脚本家兼女優のミカエラ・コール、そしてファッション・ライフスタイル雑誌「ヴォーグ」の編集長でフェデラーの長年の友人であるアナ・ウィンターとともに、2023年5月1日に開催が予定されているメットガラの共同司会者に選ばれた。米テニスメディアBaselineなど複数のメディアが伝えている。
年に一度、ニューヨークにあるメトロポリタン美術館で行われるファッションの祭典メットガラ。毎年俳優や歌手、モデル、デザイナーなど多くのセレブが集い、1つのテーマに沿って華やかにドレスアップした姿を披露する。2023年のテーマは、2019年に亡くなったドイツ人ファッションデザイナー、カール・ラガーフェルドを称える「カール・ラガーフェルド:美のライン」となっている。
共同司会者に選出されたフェデラーは、Instagramを更新し次のようにコメント。「デュア・リパ、ミカエラ・コール、ペネロペ・クルス、そして親愛なる友人のアナ・ウィンターと共に今年のメットガラの司会を務めるため、ニューヨークへ戻れることにワクワクしています。一般公開は5月5日になります。メトロポリタン美術館来訪を楽しんでいただけますと幸いです」
「ヴォーグ」の編集長であるウィンターは、フェデラーのキャリアの早い段階で試合の常連となり、2017年にテニス雑誌に掲載された記事で自身のことを「熱烈なファン」と認めている。昨年9月、フェデラーが「レーバー・カップ」で素晴らしいキャリアの幕を閉じた瞬間も会場で見届けた。
2005年にフェデラーと初めて会ったウィンターは、「私はアーサー・アッシュ・スタジアムで彼のボックスに座っていたのと同じくらい多くの時間を、ファッションショーで彼と過ごしました」と振り返る。
「彼は何年にもわたって、ルイ・ヴィトン、シャネル、ヴェルサーチ、アレキサンダー・マックイーンのショーで私のゲストを務めてくれました。10年以上前、ロジャーが4度目の“全米オープン”制覇を果たした次の月曜日に、オスカー・デ・ラ・レンタのショーに来てくれたのを覚えています。部屋全体、つまりファッション界全体が彼にスタンディングオベーションを贈ったのです」
ウィンターは、フェデラーのファッションを支援したことで長い間評価されており、フェデラーは2019年にファッション雑誌「GQ」で最もスタイリッシュな男性の称号を得ている。
「誰が次のロジャー・フェデラーになるかという問題ではありません」とウィンターは締めくくった。「彼は今も、そしてこれからも唯一無二の存在で居続けるでしょう」
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2022年「モエ・エ・シャンドン」のイベントでのフェデラー
(Photo by Remy Steiner/Getty Images for Moet & Chandon)
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