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世界4位ガルシアが過食症に苦しんだ過去を告白

2022年「全米オープン」でのガルシア

昨シーズン終盤に自己最高の世界ランキング4位に返り咲いたカロリーヌ・ガルシア(フランス)が、過食症に苦しんだ過去を告白している。米スポーツメディア ESPNなど複数のメディアが報じた。

この日行われた準々決勝2試合に出場した4人は、いずれも「全米オープン」でベスト8入りしたのはこれが初めてというフレッシュな顔ぶれ。その一人である第12シードで18歳のココ・ガウフ(アメリカ)は、3回戦敗退となった元世界女王のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に代わるスターとして期待されていたが、ガルシアに3-6、4-6のストレートで敗れた。

28歳のガルシアはシーズン半ばから調子が上がり、「WTA1000 シンシナティ」ほか3大会で優勝。今季初めの世界ランキングは74位だったが、全米前に17位まで浮上してきた。ガウフ相手にも持ち前の攻撃的なスタイルで攻め、これで現在13連勝中。グランドスラムでのこれまでの最高成績は2022年のガルシアは、予選から勝ち上がった「WTA1000 シンシナティ」でタイトルを獲得したほか、「全米オープン」でベスト4入りを果たし、「WTAファイナルズ フォートワース」なども制して、2018年9月以来となる世界4位でシーズンを締めくくった。ダブルスでもダブルス元世界女王のクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)と組んで「全仏オープン」で優勝している。

充実した一年を送った29歳のガルシアは最近、フランス L'Equipe紙とのインタビューの中で、スランプに陥っていた時期に過食症に苦しんでいた体験を語った。2018年にトップ5入りを果たしたガルシアだが、日常生活にまで影響するほど足を痛めたこともあり、2019年6月を最後に3年間ツアー大会の決勝戦から遠ざかった。その間に世界ランキングは77位まで低迷。ガルシアは涙と眠れぬ夜に耐え続けた末に過食症になってしまったという。

「食べなくなる人もいる一方で、私の場合は逆だったの。食べ物に依存してしまった。空っぽで悲しいから、何かで自分を満たしたくなる。それは、コート上でやりたいことができない、もう勝てない、身体的に苦しいという苦悩から来ていたものだったわ。食べれば数分間は満たされる。それが続かないことは誰もがわかっていることだけど、私にとっては逃げ道になっていた。こういうことは一人でいるとコントロールするのがより難しくて、テニスでは部屋に一人でいる時間が多い分、食べ物に逃げてしまうことも多かった」

摂食障害について語ったテニス選手はガルシアが初めてではない。昨年の「全仏オープン」で準決勝に進んだマルチナ・トレビザン(イタリア)は拒食症と闘い、元世界女王のモニカ・セレス(アメリカ)も過食症障害(むちゃ食い障害)に苦しんでいたことを告白している。自分の苦しみをほかの人に打ち明けたことで、自分の障害とうまく付き合えるようになったとガルシアは言う。

「もし過剰に食べてしまっても世界の終わりじゃないということを理解して、認識できるようになったわ。自分に時間をかけるようになってから、(過剰に食べる)回数が減った。そして、たとえ食べ物に手が伸びてしまっても、それを受け入れられるようになって、罪悪感も減ったの。定期的な楽しみを自分に許すことで、過剰な欲求を避けられるようになった。以前は自分に厳し過ぎたのね。私はグラム単位で体重を量るタイプなの。今は、二日続けてピザが食べたいと思ったら、食べるようにしているわ」

新しいシーズンの開幕戦となった「ユナイテッドカップ」、フランスチームはグループステージで敗退したものの、ガルシアは当時世界38位のペトラ・マルティッチ(クロアチア)と世界195位のナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)にストレート勝利を収めていた。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「全米オープン」でのガルシア
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

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