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ナダルが電動レーシングボートのリーグ「E1」に投資

2022年「ATP1000 マドリード」でのナダル

開幕が迫っている「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月16日~1月29日/ハードコート)で23個目のグランドスラムタイトルを狙うラファエル・ナダル(スペイン)が、電動レーシングボート選手権、「E1」のチームオーナーになったことがわかった。米スポーツメディア CBS Sportsなど複数のメディアが報じている。

ナダルは現役選手として活躍しながら、出身地のマヨルカ島を拠点とする「ラファナダル・アカデミー」を運営するほか、レストランやホテル業界にも進出するなど、ビジネスパーソンとしても積極的に活動している。そんなナダルがこの度、UIM(国際モーターショー連盟)公認の電動ボートのみによるレーシングリーグ、「E1」に参戦するスペイン代表チームのオーナーになったことを発表した。ナダルはInstagramでチームのレースボートを披露しており、船体の両側面にはナダルの雄牛ロゴが入っている。

「E1」は電動モータースポーツの先駆者であるスペイン出身のスポーツ起業家アレハンドロ・アガグ氏が考案したリーグで、今年の春に12チームによる初レースを行う予定となっている。各チームはノルウェー人女性デザイナーのソフィー・ホーンが設計した一人乗りのボート、“レースバード”を使用し、シドニーハーバーやベネチアの運河といった大都市の河川や海、運河でのレース開催を目指している。ベネチアを代表するチームの設立に続き、現役F1レーサーのセルジオ・ペレスが母国メキシコを代表するチームのオーナーになっており、今回のナダルの加入を機に各国のチームオーナーに名乗り出る者が続くと見られている。

美しい海に囲まれたマヨルカ島で生まれ育ったナダルは幼い頃からマリンスポーツに親しんでおり、6億円以上する大型クルーザーを所有している。「E1」リーグ全体の取り組みとして掲げられている“ブルー・アクション・プログラム”は、レースが開催される都市周辺の海洋環境の保護と回復に務めるというもので、その中心となっている海洋生態学者のカルロス・ドゥアルテ氏はマヨルカ島にゆかりのある人物だという。昨年9月にナダルはドゥアルテ氏と温暖化などについて話し合ったそうだ。ナダルが「E1」に投じた金額は明かされていないものの、契約の一環として「E1」が「ラファナダル・アカデミー」の持続可能性に関する取り組みを支援するという。

ナダルは声明の中でこう述べている。「E1のように持続可能性を重視し、社会全体、特に沿岸地域に良い影響を与えるプロジェクトに関わることができてすごくワクワクしている。E1が明確な使命を持ち、海洋生態系の保護に取り組んでいることが気に入った。僕はプロのアスリートとして、わずかな進歩を遂げることがいかにパフォーマンスにプラスの影響を与えるかを知っている。同じような競争心とアプローチが、持続可能な海洋モビリティのパフォーマンスと効率性を最適化するためにE1でも適用されているということは、僕たちの海にとって朗報だ」

元F1のエンジニアで「E1」のCEOを務めるロディ・バッソ氏はナダルの加入を歓迎している。「ラファエル・ナダルのような偉大なチームオーナーを得られたことは、我々のミッションの重要性や、ラファのような人はポジティブな影響を与えることに情熱を持っていることを示している。ラファがコート上でもコート外でも意欲的で、特に海や海洋生物に感心を持っていることは素晴らしいことだ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「ATP1000 マドリード」でのナダル
(Photo by Denis Doyle/Getty Images)

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