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キリオス、ジョコビッチとの練習試合チケット完売を受けて批判に反撃

2022年「ウィンブルドン」でのキリオス

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月16日~1月29日/ハードコート)の前に行われる練習試合として組まれた、元世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と元世界ランキング13位のニック・キリオス(オーストラリア)が対戦するカードのチケットが1時間弱で完売、それにキリオスが反応している。英BBCなど複数のメディアが報じた。

「全豪オープン」がチャリティーイベントとして9日から13日にかけて行っているこの練習試合は、1万4820人の観客を収容できるロッド・レーバー・アリーナが会場となる。最初の4日間に行われる練習試合のチケットは一枚あたり10オーストラリアドル(約900円)で販売され、売り上げはすべてオーストラリアテニス協会(TA)を通じて恵まれない子どもたちや若者たちにテニスを経験する機会を与えるために使われる。世界3位のジェシカ・ペグラと世界7位のココ・ガウフというアメリカ人女子選手トップ2の対戦や、「全豪オープン」の前回チャンピオンであるラファエル・ナダル(スペイン)と世界7位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)が対戦する試合などが予定されている。

最終日の13日には昨年の「ウィンブルドン」決勝以来の再戦となるジョコビッチとキリオスの試合が予定されており、一枚20オーストラリアドル(約1800円)のチケットは現地10日の昼に発売されるや否や1時間弱で完売したという。その事実を現地のジャーナリストがTwitterに投稿すると、キリオスがそれに「ワオ、ニック・キリオスはテニスにとって悪!ワオ、何たる恥辱、国の恥さらし!」と皮肉を込めたコメントを添えてリツイートした。これを受けて米テニスメディア Essentially Sportsは「キリオスは、自分がテニスのロールモデルとしてふさわしくないとする人たちを揶揄せずにはいられなかったのだろう」と伝えている。

多くのファンがキリオスのテクニックやエンターテインメント性の高いプレーや自由奔放なライフスタイルを楽しむ一方、試合中の暴言やソーシャルメディア上の発言に苦言を呈するファンやテニス関係者も同じくらいいると言えよう。先日は「ユナイテッドカップ」への参加を土壇場でキャンセルしたことで、オーストラリア代表チームのキャプテンを務めたレイトン・ヒューイットに批判されたばかりだ。

全豪の公式Twitterがジョコビッチとキリオスの対戦カードを発表した際に、「ウィンブルドン」のジュニア大会で優勝したことのある26歳のノア・ルビン(アメリカ)が、「理解しがたい。実際の大会で直後にぶつかるかもしれない二人がエキシビション大会で対戦?」と反応したところ、キリオスは「少なくとも君のどの試合よりもたくさんの観客が集まるだろう」と食ってかかった。また、即完売となったのはジョコビッチのおかげでキリオスが人気なわけではないとTwitter上で主張する一般人のコメントにさえも、キリオスは個別に反論している。

キリオスは足首の怪我を理由に昨年10月の「楽天ジャパンオープン」で準々決勝を棄権して以来、公式戦でプレーしていない。しかし、前哨戦に出場することなく臨む「全豪オープン」では、昨年の大会で一緒に優勝を果たした親友のタナシ・コキナキス(オーストラリア)と再びペアを組んでダブルスにも参戦予定となっており、地元でのシングルス優勝だけでなくダブルスの連覇も期待されている。一方のジョコビッチは先週「ATP250 アデレード1」で現役最多タイとなる92回目のツアー優勝を飾っており、22個目のグランドスラムタイトル獲得に向けて幸先の良いスタートを切っている。

※為替レートは2023年1月11日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「ウィンブルドン」でのキリオス
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

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