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ジョコビッチのPTPA、ジャバーやフルカチュが実行委員会に参加

2021年「WTA1000 インディアンウェルズ」でのジャバー

元世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が立ち上げたPTPA(Professional Tennis Players Association/プロテニス選手協会)の実行委員会に、世界ランキング2位のオンス・ジャバー(チュニジア)らが参加することがわかった。英BBCなど複数のメディアが報じている。

PTPAは2019年にジョコビッチが元ダブルス世界ランキング4位のバセック・ポスピショル(カナダ)とともに設立した組合で、NBAやNFLといった多くのスポーツリーグの組合と同じように、選手だけによって構成された組織として自分たちの意見をまとめ、選手の利益を保護することを目的としている。二人がPTPA創設のためにATP選手協議会を脱退したことや男子選手しかいないことで当初は賛否両論を巻き起こしたが、その後に目立った活動は見られなかった。そんなPTPAが今月10日に声明を出し、実行委員会の初代メンバーとなる8人の選手を発表した。

実行委員会に名を連ねた8人は、ジョコビッチとポスピショルのほか、ジャバー、元世界2位のパウラ・バドーサ(スペイン)、元世界8位のジョン・イズナー(アメリカ)、世界11位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)、元ダブルス女王のベサニー・マテック サンズ(アメリカ)、元世界34位のジェン・サイサイ(中国)。同じ声明の中でPTPAは、「選手の基本的権利を保護、尊重、保証する」ために設けられた5つの基本方針も発表。選手がテニスのビジネスから公正な利益分配を得られ、出場条件の決定に参加できること、選手を虐待から守ること、テニスの将来の構造について選手が発言できるようにすることなどが盛り込まれている。

グランドスラムの女子ダブルスで5度優勝している37歳のマテック サンズはメンバーとしての意気込みを語った。「スポーツエンターテインメントの環境が常に進化している中で、私は女性に焦点を当てたアプローチで積極的に機会を追求、創造することによって女性を支援し、地位を高めることに特に重点を置いているわ。このことは、PTPAの組織理念に象徴されているとともに、私個人にとっても重要なテーマよ。これからインパクトを与え、変化を起こすことを心から楽しみにしているわ」

ジョコビッチは、92個目のシングルスのタイトルを獲得しただけでなく、ポスピショルとともにダブルスにも出場した先週の「ATP250 アデレード1」での記者会見中に、今回の委員会結成をほのめかしていた。「これまでにたくさんの法的な課題があったけど、僕たちはそれらを乗り越えることができた。諮問委員会や協会の資金調達に協力してくれる人々、そしてもちろん、テニス界の生態系の中で僕たちが立場を確立するのを助けてくれるテニス界の人々など、適切なチームを集めているところだ。グランドスラムの運営団体やATP(男子プロテニス協会)、WTA(女子テニス協会)に受け入れてもらえず、厳しい状況に置かれている僕たちにとって、これはとても重要なことなんだ。何があってもこの組合は存続しなければならない」

PTPAは昨年8月にNFL選手会の子会社で社長を務めていたアフマド・ナッサー氏をエグゼクティブディレクターとして採用している。そのナッサー氏は先月行われたインタビューの中で、就任以来、男女合わせて数百人の選手と話をして懸念事項や対応策を洗い出したと発言。その中で最優先事項の一つとして挙がったのが、男女の構成比が同じ実行委員会を立ち上げることだったという。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「WTA1000 インディアンウェルズ」でのジャバー
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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