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クエリー、セッピ、ソアレスなど、2022年に引退した海外男子選手まとめ【後編】

2022年「ATP500 ロンドン」でのクエリー

前編では、元世界王者のロジャー・フェデラー(スイス)、元世界ランキング5位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)、元世界6位のジル・シモン(フランス)らスター選手の引退を伝えた。後編ではシングルスで活躍した選手をはじめ、ダブルスでも功績を残し現役を引退した選手を紹介する。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

■サム・クエリー(アメリカ)(キャリアハイ:シングルス11位)
16年間のツアー生活で10個のタイトルを獲得したクエリーは、ビッグサーブと強力なグラウンドストロークを武器に2018年にキャリアハイを11位へ更新。クエリーは大きな大会で世界のトップ選手と対等に渡り合う能力を有することで有名だった。キャリアでトップ10の選手相手に23勝を挙げ、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)、スタン・ワウリンカ(スイス)をそれぞれ2度倒した経験を持つ。グランドスラムでは2017年の「ウィンブルドン」で準決勝に進出した。

「何年にもわたって安定した結果を残せたと感じているよ」とクエリーは、現役最後の大会となった「全米オープン」後に語った。「僕はビッグマッチに強い選手だった。対戦相手が優れていればいるほど、自分のプレーも良くなり、素晴らしい勝利を収めることができたと思う」

■フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)(キャリアハイ:シングルス16位)
ドイツのスター選手であるコールシュライバーは、20シーズンにわたって478勝を記録し、8個のツアータイトルを獲得。2006年3月から2021年2月までの間、常に世界ランキングでトップ100位内に位置していた。

「立ち止まってみて、素晴らしい時間を過ごしたと言える。無理をしたわけじゃない。満面の笑顔で立ち去るよ」

■アンドレアス・セッピ(イタリア)(キャリアハイ:シングルス18位)
ツアーで最も勤勉な選手の一人として知られるセッピ。3つのタイトルを手にし、ツアーレベルでは386勝を挙げた。そして15年連続(2005年~2019年)で世界トップ100位内でシーズンを終えている。

10月にプロとしてのキャリアを終えたセッピは、大好きなテニスに20年間携われたことに満足していた。「誰かに38歳までプレーできると言われたらすぐ契約しただろう。こんなに長く続けられて、本当に幸せだよ」。セッピが倒した対戦相手には、フェデラー、ラファエル・ナダル(スペイン)、ワウリンカ、ダニール・メドベージェフ(ロシア)が含まれる。さらに注目に値するのは、セッピが2005年の「ウィンブルドン」から2022年の「全豪オープン」まで、66回連続でグランドスラム本戦に出場したことで、これは史上3位の記録だ。

■セルゲイ・スタコウスキー(ウクライナ)(キャリアハイ:シングルス31位 ダブルス33位)
1月にテニスを引退したスタコウスキーは、ロシアのウクライナ侵攻を受けて軍に入隊することを選択した。36歳のスタコウスキーはシングルスとダブルスの両方で世界トップ40に到達。シングルスとダブルスでそれぞれ4度ツアー優勝を果たした。決勝の舞台では8勝0敗と完璧な記録を残した。

スタコウスキーの記憶に残るシングルスでの勝利は、2013年の「ウィンブルドン」であろう。当時世界116位だったスタコウスキーは、2回戦でディフェンディングチャンピオンのフェデラーと対戦。6-7(5)、7-6(5)、7-5、7-6(5)という接戦を見事制してみせた。

■ブルーノ・ソアレス(ブラジル)(キャリアハイ:ダブルス2位)
2008年に初めてツアーでダブルスのタイトルを獲得したソアレスは、その後35大会で優勝を果たした。グランドスラムでは、2016年にジェイミー・マレー(イギリス)とのペアで「全豪オープン」と「全米オープン」を、2020年にはマテ・パビッチ(クロアチア)とのペアで「全米オープン」を制した。またグランドスラムの混合ダブルスでも3度優勝を飾っている。

「全米オープン」で最後の試合を終えたソアレスは、「テニスは僕の人生だ」と述べた。「このスポーツは僕の血液に、DNAに入っている。現役中ずっと、何かお返しをしようとしてきた。けれど、今こそ時間をかけてお返しができるようになった。僕がテニスに別れを告げることは絶対にないよ」

■マルク・ロペス(スペイン)(キャリアハイ:ダブルス3位)
ロペスは「ATP1000 マドリード」に、同胞のカルロス・アルカラス(スペイン)とペアを組み出場。2回戦で後に優勝したヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニール・スクプスキー(イギリス)ペアに敗れ、それが現役最後の試合となった。

ロペスはダブルスで通算14回優勝。2016年はロペスにとって最高のシーズンの一つで、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)とのペアで「全仏オープン」を制し、その2ヶ月後には「リオデジャネイロ・オリンピック」でナダルと共に金メダルを獲得した。ナダルは引退したロペスに「君が成し遂げたすべてのことにおめでとうと言いたい。信じられないようなキャリアを送って、さらに重要なことに、夢を叶え、テニス界の頂点に立った。君のようないい人にいいことが起こったことが本当に嬉しい」とメッセージを送った。ロペスは今、ナダルのチームの一員としてともにツアーを周っている。

そのほかにも、元世界29位のデュディ・セラ(イスラエル)、元世界63位のロジェリオ・ドゥトラ シウバ(ブラジル)が2022シーズンで現役生活を終えた。ダブルスの選手では、元世界5位のダビド・マレーロ(スペイン)、元世界5位のジョナサン・エルリック(イスラエル)、元世界17位のフレデリック・ニールセン(デンマーク)、元世界44位のケン・スクプスキー(イギリス)がプロ生活に別れを告げた。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「ATP500 ロンドン」でのクエリー
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

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