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フェデラー、ツォンガ、ロブレドなど、2022年に引退した海外男子選手まとめ【前編】

2022年「レーバー・カップ」で涙を浮かべるフェデラー(左)とナダル

2022年シーズンは、テニス界の大スター、ロジャー・フェデラー(スイス)をはじめ多くの名高い選手がキャリアに終止符を打った。今回は2022年シーズンに引退した主な男子選手を紹介する。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

■ロジャー・フェデラー(スイス)(キャリアハイ:シングルス1位)
ATP ツアー史上最高の選手の 1 人であり、世界的な有名選手のフェデラーは、9月に自らが創設した大会「レーバー・カップ」で素晴らしいキャリアの幕を閉じた。フェデラーは現役最後の試合で、最大のライバルであり盟友でもあるラファエル・ナダル(スペイン)とダブルスを組んだ。

約25年にわたるキャリアの中で数えきれないほどの功績をあげてきたフェデラーは、2004年2月2日から 2008年8月17日まで237週にわたる世界ランキング1位最長連続在位記録を含む、310週もの間世界王者の座に就いた。ツアータイトルは103個獲得し、そのうち20個はグランドスラムでのものだ。どこに行っても絶大な人気を誇るフェデラーは、2003年から2021年まで 19 年連続でATPアワードのファンズフェイバリット賞を受賞。

フェデラーは引退を発表する手紙で「心から皆さんに感謝したい」と綴った。「スイスのボールキッズが夢を叶えることを助けてくれてありがとう。最後は、テニスへ。大好きだよ。決して君から離れたりはしない」

■ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)(キャリアハイ:シングルス5位)
ツォンガは「全仏オープン」で18年間のプロ生活に終止符を打った。現役最後の試合となった同大会の1回戦で第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を相手に7-6(6)、6-7(4)、2-6、6-7(0)という激闘を繰り広げた。

パリはツォンガにとって、2008年に初めてマスターズ1000大会のタイトルを獲得した場所でもあり、その年に初めてシーズン最終戦の出場権も手にした。身長188cmのツォンガは、パワーと運動能力を巧みに組み合わせ、さらにそれがエンターテイメントの才能と相まって、世界中のファンを魅了した。

キャリアの後半は怪我に苦しめられたが、全盛期は世界ランキングのトップ20位内で10年以上を過ごした。ツォンガはフェデラー、ナダル、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のビッグ3が世界王者だった時に彼らから勝利を挙げた3人の選手のうちの1人でもある。

■ケビン・アンダーソン(南アフリカ)(キャリアハイ:シングルス5位)
7つのツアータイトルを獲得し、2度のグランドスラム準優勝者であるアンダーソンは、ツアーで600試合以上を戦い、354勝を挙げた。現役最後の試合は「ATP1000 マイアミ」2回戦だった。

2011年に故郷での「ATP250 ヨハネスブルグ」で初タイトルを獲得。アンダーソンはキャリアを通じて怪我と戦っていたのにもかかわらず、晩年にキャリアで最高の活躍を見せ、2017年「全米オープン」と2018年「ウィンブルドン」の決勝に進出してみせた。

2018年に当時32歳で年末ランキングを6位で終えたことで、1973年以来で年末トップ10に初めて入った2番目に年齢の高い選手となった。アンダーソンはまたコート外でも功績を残し、2018年にアーサー・アッシュ人道賞を受賞。ATP選手協議会にも長い間属し、最近では会長も務めた。

■トミー・ロブレド(スペイン)(キャリアハイ:シングルス5位)
4月の「ATP500 バルセロナ」でATP ツアーの歴史の中で最も長いキャリアの 1 つが終わりを迎えた。ロブレドは23年間をテニス界のトップレベルで過ごし、40歳の誕生日を目前に引退を決断。

通算12個のツアータイトルを獲得したロブレドの傑出したシーズンの 1 つは2006年で、世界ランキングをキャリアハイの5位まで伸ばし、シーズン最終戦に出場。ロブレドがツアーで挙げた533勝は、スペイン人の中で6番目に多い数字だ。この数字には「全仏オープン」での37勝が含まれており、同大会で5度ベスト8入りを果たしている。さらに「デビスカップ」は3度制した経験を持つ。

■ジル・シモン(フランス)(キャリアハイ:シングルス6位)
同胞のバンジャマン・ボンジ(フランス)から「テニスコートの教授」と呼ばれたシモンは、頭脳プレーヤーとして有名だった。それはキャリア最後の大会「ATP1000 パリ」でも存分に発揮していた。初戦で元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)、2回戦では当時世界11位のテイラー・フリッツ(アメリカ)という強敵を破り、20 年のキャリアに最後の栄光をもたらした。

シモンはツアーで504勝を記録し、14個のタイトルを獲得。世界ランキングでは6位まで上り詰めた。まだトップレベルで競える能力があるのにもかかわらず、シモンはホームである「ATP1000 パリ」で引退することを決断した。「テニス選手になれて本当に幸運だった」とシモンは現役最後の試合後に語った。「テニス選手は僕がずっとなりたかったもの。プロとして長い間活動できたことは、2つ目の幸運だね。そして自分の好きなタイミングでやめられた。それは3つ目の幸運だ」

元世界3位のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、2月の「ATP250 ブエノスアイレス」で2年半ぶりの復帰を果たしたものの、4度手術した右膝がいまだに完治していないとして現役引退も噂されていた。だが、復帰の可能性を諦めないデル ポトロは以前大きな手術を経てコートに復帰した元世界王者のマレーになぞらえて、「僕は諦めていない。マレーに起こったような奇跡は起こり得る。テニスは僕の情熱なんだ」と語っていた。再びコートで活躍する彼の姿を見ることができるのか、注目したい。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「レーバー・カップ」で涙を浮かべるフェデラー(左)とナダル
(Photo by Julian Finney/Getty Images for Laver Cup)

WOWOWテニスワールド編集部

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