先日のクリスマスに向けて、テニス選手たちがラケットをギフトラップするという無理難題をふっかけられた。ATP(男子プロテニス協会)が公開した動画では、選手らが四苦八苦する様子が笑いを誘う。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じた。
このギフトラップ・チャレンジには元世界ランキング3位のドミニク・ティーム(オーストリア)、世界8位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、フベルト・フルカチュ(ポーランド)、デニス・シャポバロフ(カナダ)という6人の豪華メンバーが挑戦。
選手たちにはそれぞれテニスラケット、ラッピングペーパー、リボン、セロテープ、ハサミと糊が与えられ、60秒以内にギフトラップを終えるよう指示される。6人の中でただ一人、ディミトロフだけは「ラッピングは大好きだ」と宣言し、スマートに作業を進めていった。残りの5人はかなり悲惨な有様だったが、動画を見る限り楽しんではいたようだ。
ルブレフは包むのには十分なスペースが必要だと考え、台の上の糊やハサミをすべて払い落としてしまう。「ハサミはいるでしょう」と言われると、「うん、でも今じゃない」と笑顔で答え、ラッピングの出来には「ピカソなみだ」と自画自賛(?)。
ティアフォーとティームはどちらも残念な出来だったが、ティアフォーは笑いが止まらなかったのに対し、ティームは恥ずかしげだ。「家族がやってくれるから、これまで人生で一度もラッピングをしたことがないんだよ」と言い訳している。
最後に選手たちはそれぞれカメラに向かい、「みんな楽しいホリデーを」と呼び掛ける。包んだラケットにリボンを顔のように貼り付けたルブレフは「僕と、フレデリコから」と、ラケットに名前までつけていた。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「全豪オープン」でのティーム
(Photo by Mark Metcalfe/Getty Images)