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フェデラーが子どもの頃「なぜ男」と呼ばれた理由とは?

2021年「レーバー・カップ」でのフェデラー(左)とロディック

テニス界のレジェンドであるロジャー・フェデラー(スイス)の元コーチで、自身も元プロテニス選手であるポール・アナコーン氏が、フェデラーの幼少期からの物の見方について洞察を述べた。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

59歳のアナコーン氏はテニスチャンネルの番組に出演し、グランドスラムで20度の優勝を果たしたフェデラーは、その優雅なスタイルでプレーを簡単そうに見せた、というファンの意見についてコメントを求められた。アナコーン氏は、フェデラーは長年フィットネス・トレーナーを務めたピエール・パガニーニ氏やコーチのセベリン・ルティ氏の助けを得ながら、ジムやテニスコート上で大変な努力をしていたので、こうした見方をされるのは不運だと述べた。

「人々はそれがすごく簡単に実現したもので、彼には何かをする必要が一切なかったと思っているから、ほとんど不運と言っていいと思う。 “全米オープン”の後にピエール・パガニーニとセベリン・ルティと一緒にドバイで行ったシーズン前のトレーニングはとても戦略的だったと、自分自身の経験から言えるよ。彼はジムで途方もない時間を過ごして、練習コートでも途方もない時間を過ごした」

アナコーン氏はさらに、初めてフェデラーに会い、何かをするように彼に言った時に起きた出来事について語った。アナコーン氏は、フェデラーがすぐさま説明を求めたのだと明かした。というのも、フェデラーはいつでも何かをする理由を知りたがったのだという。

「ロジャーについて一番面白いと思ったことの一つは、初めて会った時に彼に何かをするよう言ったら、彼は“なぜ?”って言った。僕が“なぜってどういう意味だい?”と言うと、彼はこう言った。“僕が子どもの頃、みんなは僕を‘なぜ男’って呼んでいた。やるべきことは喜んでやるけれど、なぜやるのかと、それがどう僕のテニスにはまるのか、教えてくれなきゃいけない” 。そしてこの信条は、彼がプロ選手としてスタートした日から引退する日まで続いた」とアナコーン氏は語った。

2010年から2013年までフェデラーと組んでいたアナコーン氏は、他にもグランドスラムで14度優勝したピート・サンプラス(アメリカ)や、ティム・ヘンマン(イギリス)、スローン・スティーブンス(アメリカ)、スタン・ワウリンカ(スイス)らのコーチを務め、現在はテイラー・フリッツ(アメリカ)のコーチをしている。

テニス界で最も有名な選手の二人であるフェデラーとセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、今年プロテニスのキャリアに別れを告げた。テニスチャンネルで彼らの遺産について話した元世界ランキング1位のアンディ・ロディック(アメリカ)は、二人はグランドスラムのタイトルのことになると「欲深い」と冗談めかして言ったが、彼らは長い現役生活が普通のことに思えるようにしたと述べた。

「二人ともそれぞれの形で、それぞれのスタイルで、それぞれの性格に沿ってやっていた。グランドスラムのタイトルについては二人共すごくすごく欲深かったね。だけど本当に、テニスという競技に二人がいてくれて、僕らはとても幸運だ。二人がいた期間ずっとそうだった。彼らは、23年間の現役生活というものを普通に思えるようにしたのさ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「レーバー・カップ」でのフェデラー(左)とロディック
(Photo by Carmen Mandato/Getty Images for Laver Cup)

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