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2023年よりデビスカップ日本代表監督を務める添田豪が語る!「ベストメンバーで臨みたい」

「エアトリ HEAT JAPAN 2022」での添田

男女の国別対抗戦「デビスカップ」と「ビリー・ジーン・キング・カップ」の日本代表監督を2023年より務める添田豪、杉山愛両氏の記者会見が12月23日に行われ、今月行われたナショナルメンバーによる合宿や、今後の抱負などについて語った。まず男子日本代表監督となる元世界ランキング47位、今シーズンをもって現役を引退したばかりの添田監督の会見内容をお届けする。

Q:初めに、監督としての初仕事となった12月のナショナルメンバー合宿の感想と、合宿後から「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月16日~1月29日/ハードコート)までの活動予定についてお話しいただきます。
添田: 12月5日から始まった合宿ですが、みんな結構辛い練習を 乗り越えて、今日まで大きな怪我もなく順調にできています。僕は29日から アデレードの方に、西岡良仁(ミキハウス)選手とダニエル太郎(エイブル)選手の試合を視察しに行き、そのあと「全豪オープン」の予選からメルボルンに入ります。「全豪オープン」本戦の日本人選手が残るまで、現地に残ってくる予定にしております。

Q: 次に来年2月4日(土)、5日(日)に兵庫県のブルボンビーンズドームで開催される「デビスカップ」ポーランド戦について。
添田:ポーランドはすごく強い選手が多いので、こちらもベストメンバーに近い形で臨みたいと思います。 2月はかなり寒くてコンディション調整も大変だと思いますが、チーム、スタッフ含め、全力でサポートしていきます。まずは「全豪オープン」で選手に頑張っていただいて、終わってからデ杯の方に集中していけるように頑張っていきたいと思います。

司会:「デビスカップ」ポーランド戦のチケットは、12月27日より販売スタートとなっております。 詳しくは、日本テニス協会のホームページをご覧ください。

Q:日本代表チームは今後、若手の育成が非常に大事になっていくのではと思うのですが、今後どうお考えか教えてください。
添田:もちろん今、若手選手の強化には取り組んでいますし、 今回の合宿もジュニアを含め、若手の選手を何人か呼んでいますので、デ杯に向けてはベストメンバーというのが僕の理想ですけど、徐々に若手の選手を強化して、ゆくゆくはチームに入れていきたいなと思っています。

Q:「デビスカップ」での最終的な目標はどの辺りに設定されているのかと、期待する選手をあげていただけたらと思います。
添田:デ杯のファイナルステージというのを目標にして、 ゆくゆくはデ杯で優勝するというのが僕の目標でもありますし、選手たちもそれを強く思っていますので、そこに向かって頑張っていきたいと思っています。期待する選手は、西岡選手が今はエースなので、彼にはエースとして、そして チームを引っ張る存在として、もっと成長して頑張ってほしいなと思っております。

Q:実際に合宿で選手たちと触れられて、今まで脇で見ていた時と違って、新たな発見とか、あ、こんなことがあったんだ、こんなふうに若い人は考えているんだとか、そういう驚きの部分があったら教えてください。
添田:そうですね、指導者としてちょっと客観視した目線で見ると、 もちろん個々の選手はすごく努力して頑張っていますが、その努力する中で彼らが 何に対して頑張っているのか、何を目標にして課題を持ってやっているのかというのが明確になっている選手と、まだそこに気づいてない選手というのがちょっと分かれています。やはりそういったことに気づいている選手は強くなっていくのかなという気がしますし、そこにまだ気づいていない選手というのは、僕らもアドバイスしながらちょっと促して、そういったところを見習ってほしい、明確な目標を持っている選手をモデルにしてほしいなという気持ちを持って見ていました。

Q:元選手でツアーで活躍された 経験があり、その経験、もちろん「デビスカップ」も含めて日本代表としても長年戦った経験があるので、その選手時代の経験をどう監督に生かしていけるとお考えでしょうか。
添田:デ杯に向けては、やはりどれだけデ杯に対して集中できたり、思い入れがあるかなと思うんです。なので、そこの辺りをうまくコントロールをして、選手によっては少し意気込みすぎて固くなってしまう選手もいますし、逆にそこに対して集中しきれない選手も出てくると思うので、 その辺りは僕の中で経験、プラスコーチたちの経験も含め、少しでも手伝ってあげられればいいなと思います。僕もデ杯での大変さというのは本当に理解していますので、準備ということも含め、合宿から含めてサポートを最大限できるようにしていきたいなと思っています。

Q:ダニエル選手や西岡選手と四大大会で話すと、男子は本当にトップ100という層が5年、10年前に比べてものすごく厚くなっていると。今、女子もトップ100の壁というのがありますけど、現役時代、お二人は世界で戦ってらっしゃいましたが、そういった今の世界の勢力図の中での日本というものをちょっとお話いただけますでしょうか。
添田:トップ100の壁はすごく厚くなっているなと僕も感じます。特にこの 2年間はコロナでアジアの選手は非常に苦しんでいて、ランキングもなかなか上げづらい状況だったと思うんです。ただ、その中でも歯を食いしばって頑張っている選手は、来年以降ランキングを上げていくと思いますし、100位に入るための努力をしている選手、準備している選手はいますので、そこは必ず100位に入ってくれるなっていうのは感じてます。僕の目標としては1年に最低1人、理想は2人入っていくっていうのが理想なので、来年は1人でも多く100位に入れて、2年後、3年後というのを考えながら準備していきたいなと思っています。

Q:今おっしゃった、このコロナ禍で日本の水際対策がすごく厳しくて難しかった、逆に言うとだんだんとこういったものが解除されていけば、トップ100とかそういった意味では、明るい展望を抱いていいのでしょうか。
添田:アジアの大会が少なかったというか、ほぼなかったので、やはり僕らにとっては厳しい2年間だったと思います。日本の厳しい入国に関しても含め、選手はすごくストレスを感じていたと思います。 なので、来年は自ずと選手自身が自然とランキングが上がると思いますね。やっぱり苦しんでいたしランキングも上がらなかったので、ディフェンド(守るべきポイント)というのもあまりないですし、そこは心配していないんですが。2年後、3年後となると、そこからなかなか壁を破れない選手もいると思うので、今年12月から始まった合宿も含め、2年後も想定しながらの準備をしていきたいなというのも考えています。

Q:先ほどポーランド戦をベストメンバーで、という話でしたが、前に土橋強化本部長がフェド杯の監督をしていた時に、選手の召集が一番大変だったというお話をされていました。デ杯は2月なのでそろそろもう 選手との話は進んでいるのかと思いますが、そこらへんは順調に行ってますでしょうか。
添田:僕は現役を辞めてすぐ監督になったので、選手とはごく近いというか、友達のような感じから監督になって、割とコミュニケーションも 取りやすい位置にいたので、早い段階から個々の選手と話して、デ杯に向けてどう考えているかというのも話してきました。 今のところは、すごく順調に話し合いもできていますので、選手のエントリーの時にはすごくいい 報告というか、メンバーで臨めるんじゃないかな、という感触は得ています。

添田新監督の率いる日本代表チームの「デビスカップ」での戦いが楽しみだ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「エアトリ HEAT JAPAN 2022」での添田
(Photo by WOWOWテニスワールド)

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