テニス界を代表するビッグカップルであるガエル・モンフィス(フランス)とエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)夫妻。モンフィスは妻との最初のデートを振り返り、魔法のようだったと語った。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。
人を驚かすことが好きだというモンフィスは、趣味で数年間マジックを学んでいた。そしてスビトリーナとの初デートでもカードトリックを披露したという。「何年もマジックを勉強したんだ。イリュージョン、クロースアップ・マジック、メンタリズムとかね。常にトランプを持ってるし、誰にでもトリックを見せる準備ができてるんだ。それは僕の内なる夢想家/エンターテーナーの精神、人を驚かせることへの愛だと思う」
「ちなみに妻のエリナとの最初のデートが魔法みたいだったというのは冗談じゃないよ。僕は夕食時に彼女のためにカードトリックを披露したんだ。それが交際に繋がったのは間違いないよ(笑)」
昨年結婚したモンフィスとスビトリーナは今年10月に、第一子となるスカイちゃんを迎えたばかり。最近モンフィスはベビーカーを押す写真をInstagramにアップしたり、スビトリーナはTikTokで赤ちゃんを腕に抱いている様子を公開したりと、お互いに楽しみながら育児に励んでいる様子が伺える。
また23日に2人はコートに復帰し、テニスの練習に励んだようだ。スビトリーナはTwitterに「デートナイト」と綴り、モンフィスとコートでのツーショットをアップ。さらにクリスマスには家族3人でドレスアップした写真を投稿して、「皆さんの家族と愛する人たちに、メリークリスマス!皆さんの日々が喜び、愛、そして平和で満たされますように。良い休暇を!」とファンにメッセージを送った。
現在36歳のモンフィスは、以前40歳までプレーするという目標を掲げていたが、娘の誕生によりその可能性は低くなったそうだ。「以前は40歳までプレーしたいと言っていたけど、娘と過ごす時間が長くなればなるほど、もう少しプレーする時間を短くしようかと思えてきた。2023年は重要な年。怪我から大きな目標への移行の年であり、そして2024年の資格を獲得するための年なんだ。オリンピックは逃したくない。出場するのは最後になるからね。オリンピックの年が現役最後の年じゃなくて、おそらくその翌年になることを祈ってる」
今シーズンのモンフィスの成績は、14勝7敗。今季最初に出場した「ATP250 アデレード1」でキャリア通算11個目のタイトルを獲得している。グランドスラムでは「全豪オープン」に出場し、準々決勝まで駒を進めた。最後に出場した大会は8月の「ATP1000 モントリオール」で、3回戦で右足かかとを痛めたため棄権を余儀なくされた。
年末ランキングは52位で締めくくったモンフィス。来季は娘の存在も力に変えて、怪我なく活躍する姿を期待したい。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2021年パリイベントでのモンフィスとスビトリーナ
(Photo by John Berry/Getty Images)