23歳のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)は、2021年に保護動物の引き取りサイトを立ち上げた。そのきっかけとなったのは、彼の母国スペインでも新型コロナウイルスの大流行に伴い、捨てられるペットが多く出たことだった。米テニスメディアBaselineが報じている。
動物が大好きなダビドビッチ フォキナが今年のクリスマスシーズンに望んでいることは一つだけ。彼はSNSで公開した動画で、それを相棒の茶白猫とともに伝えた。
ダビドビッチ フォキナがスペイン国内の保護動物たちを引き取り希望の人々に紹介するウェブサイトAdoptasを立ち上げたのは、2021年4月のことだった。新型コロナウイルスのパンデミックがきっかけとなり、多くのペットたちが捨てられてしまったのを見たからだった。同サイトには今、スペイン中の引き取り手を待つ犬や猫たちが400匹以上登録されているそうだ。
今回公開した動画の中でダビドビッチ フォキナは、小さなクリスマスツリーやおもちゃの横にTシャツ短パンにサンタ帽というおかしないでたちであぐらをかいて座り、両手で抱いた茶白の猫を撫でながらカメラに向かって呼びかけている。
「保護動物サイトAdoptasと僕のチャリティー財団のチームから皆さんに、メリークリスマス。保護シェルターから家を必要としている動物たちを引き取るほど素晴らしいプレゼントはありません。でも忘れないでくださいね、動物はおもちゃではないことを。僕とバルーから、楽しいホリデーを」
試合中にボールに向かってダイブしたり派手に転んだりすることで知られているダビドビッチ フォキナは、過去最高の年末ランキング31位で2022年シーズンを終えた。「ATP1000 モンテカルロ」ではキャリア初のマスターズ大会での決勝進出を果たすなど、素晴らしいシーズンだった。2023年シーズンの開幕は、「ATP250 アデレード2」(オーストラリア・アデレード/1月9日~1月14日/ハードコート)で迎える予定だ。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真はスペインでのエキシビション大会で優勝したダビドビッチ フォキナ
(Photo by Fran Santiago/Getty Images)