ニュース News

世界女王シフィオンテクがWTAプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞。カムバック賞、スポーツマンシップ賞なども発表

「全米オープン」でのシフィオンテク

2022年の男女ツアー公式戦は終了し、アワードシーズンとなった。国際テニスメディアの投票によって選ばれる女子の最優秀選手賞、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは、当然のごとくイガ・シフィオンテク(ポーランド)だ。WTA(女子テニス協会)公式ウェブサイトなどが報じている。

プレーヤー・オブ・ザ・イヤー賞:イガ・シフィオンテク(ポーランド)
世界女王のシフィオンテクがこの賞に選ばれたのはこれが初めてだが、2020年にはニューカマー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)を受賞している。2022年にシフィオンテクは決勝進出回数、優勝回数、試合勝利数のすべてでツアー1位。6大会連続を含む8大会でタイトルを獲得し、37連勝も成し遂げた。

優勝した8大会のうち2大会は「全仏オープン」と「全米オープン」のグランドスラム、ドーハ、インディアンウェルズ、マイアミ、ローマの4大会はWTA1000大会、そしてシュトゥットガルトとサンディエゴで2つのWTA500大会を制し、67勝9敗という戦績をあげた。受賞にあたりシフィオンテクは「自分とチームとを誇りに思う」と述べると同時に、応援してくれたファンに感謝している。またシフィオンテクがマイアミ大会2回戦でマディソン・ブレングル(アメリカ)に対して長いラリーの最後に放ったバッククロスのドロップショットは、ショット・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。

ダブルスチーム賞:バーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)
クレイチコバ/シニアコバ組はこれが2年連続3度目の受賞。二人は2022年に「全豪オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」でグランドスラム3冠を獲得。シーズン最終戦「WTAファイナルズ」では決勝に進出した。「全米オープン」での優勝によりダブルスでのキャリアグランドスラムも達成。これは過去に6組のダブルスペアしか成し遂げていない。

最も進歩した選手賞:ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)
アダッド マイアは、シーズン末に世界ランキング100位以内に入っており、シーズン中に最も進歩したと見られる選手に贈られるこの賞を、1977年のWTAプレーヤー賞開設以来ブラジル人選手として初めて獲得。芝シーズンが特に好調で、「WTA250 ノッティンガム」と「WTA250 バーミンガム」を連覇した初めての選手となった。同じく芝の「WTA500 イーストボーン」ではベスト4に進出。8月の「WTA1000 トロント」で準優勝して初のトップ20入りを果たすと、キャリアハイの世界15位でシーズンを終えた。

ニューカマー(新人)賞:ジャン・チンウェン(中国)
今年初めてトップ100入りし、目覚ましい成績を収めた選手に贈られるこの賞を獲得したジャンは、今季100以上もランキングを駆け上り、10月にはトップ25入りを果たした(現在は27位)。ツアー大会での初めての決勝進出となった「東レ パン パシフィック オープン」での活躍も記憶に新しい。

10月に20歳になったジャンは、シーズン初めの「WTA250 メルボルン1」ではベスト4、8月の「WTA1000 トロント」ではベスト8入り。「全仏オープン」ではグランドスラムでの最高成績となる4回戦進出を果たした。今回の受賞は、2008年ジェン・ジー(中国)のカムバック賞受賞に続き中国人女子選手として2人目のプレーヤーアワード受賞となる。

カムバック賞:タチアナ・マリア(ドイツ)
マリアは2020年夏から2021年7月まで、第二子出産のためツアーを離脱。そして2022年、予選から出場した「WTA250 ボゴタ」で2018年以来となるキャリア2度目の優勝を遂げた。「ウィンブルドン」ではグランドスラムで初のベスト4入り、「WTA250 ソウル」では準決勝に、「WTA250 グランビー」では準々決勝に進出。受賞についてマリアはSNSでコーチである夫と二人の娘、そしてファンに感謝し、喜びを表した。

スポーツマンシップ賞:オンス・ジャバー(チュニジア)
世界ランキング2位のジャバーは、選手たちにより投票されるスポーツマンシップ賞を初受賞。フェアプレーの精神を守り、コート内外で他者へのリスペクトを示した選手に贈られるこの賞は、過去にペトラ・クビトバ(チェコ)、アナ・イバノビッチ(セルビア)、リンゼイ・ダベンポート(アメリカ)、クリス・エバート(アメリカ)、イボンヌ・グーラゴング(オーストラリア)といった名選手らが受賞している。

プレーヤー・サービス賞:ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)
WTAの選手たちのために貢献した選手に贈られるこの賞をダブロウスキーが受賞するのは、今回が3度目。過去にはビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)、キム・クライシュテルス(ベルギー)、パム・シュライバー(アメリカ)らが受賞している。

ACES賞:マリア・サカーリ(ギリシャ)
世界6位のサカーリが受賞したこの賞は、コート外の活動によりファンやメディア、地域のコミュニティーに女子テニスを広める活動をした選手に贈られる。過去の受賞者にはアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、キキ・バーテンズ(オランダ)らがいる。

コーチ・オブ・ザ・イヤー:デビッド・ウィット(アメリカ)
同僚のコーチたちにより投票されるこの賞は、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)のコーチであるウィットに贈られた。ウィットの指導の下、今季初めに世界18位であったペグラは、シーズン末にキャリアハイの世界3位まで浮上した。

ペグラはマドリード大会で、WTA1000大会で初めて決勝に進出。そして10月の「WTA1000 グアダラハラ」では優勝を飾った。グランドスラムでは3大会でベスト8入り。またダブルスでも、ドーハとトロントの2つのWTA1000大会を含む5大会で優勝という好成績を残し、シングルスとダブルスの両方でシーズン最終戦「WTAファイナルズ」への出場権を獲得している。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」でのシフィオンテク
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. 世界女王シフィオンテクがWTAプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞。カムバック賞、スポーツマンシップ賞なども発表