ニュース News

試合直後に相手選手と衝突したムーテ、自分の非を認める

「全米オープン」でのムーテ

9月末にフランスのオルレアンで行われたチャレンジャー大会で相手選手と衝突した世界ランキング51位のコランタン・ムーテ(フランス)が、最近になって自分の非を認めている。英Express紙が報じた。

このチャレンジャー大会に第1シードとして出場していた23歳のムーテは、当時ノーシードで世界247位だったAdrian Andreev(ブルガリア)と対戦した2回戦で逆転負け。3時間近くに及んだ試合が終わった直後、二人の間で衝突が起きた。ネット際で握手を待っていたムーテに対して、Andreevは不自然なほどに勢い良く彼の手を掴む。そして、手を握ったまま二人は何やら言葉を交わすと、Andreevがいきなりムーテを引き寄せて体当たり。これに対してムーテはネットを回り込んで相手を乱暴に突き、さらに胸ぐらを掴もうと迫る。Andreevが後ずさった隙を見て主審が間に入ったおかげで、それ以上の乱闘は避けられた。ムーテはその後、Andreevが試合中に自分の目を見ながら2度罵ってきたとInstagramで主張していた。

これに対してATP(男子プロテニス協会)は当初、両選手にそれぞれ1万ユーロ(約144万円)の罰金を科した。ムーテはさらに試合終了直後にInstagramでAndreevに向けて「出口で待っていろよ」と脅したことなどが不適切な言動と見なされ、5000ユーロ(約72万円)の罰金を追加で科されている。

ムーテがコート上のトラブルに見舞われるのはこれが初めてではなく、1月の「ATP250 アデレード1」では主審に暴言を吐いたことで失格に。そして「全米オープン」でも、失格とはならなかったものの、主審の対応に不満を抱いたムーテは面と向かって主審に無礼な発言をしていた。フランステニス連盟(FFT)は「彼のコート上の振る舞いはFFTの価値観と相いれない」として11月にムーテを連盟から除名している。

ここにきてようやく自分の非を認めたムーテは、スポンサーのアシックスが主催したイベントに参加した際に、2ヶ月以上前の騒動について記者たちの前でこう語った。「僕は間違いを犯した。そこから学んだし、この経験はこれからのキャリアと、より良い人間になるための両方に役立つと思っている。自分の名前がこういう形で取り上げられるのは辛いことだよ。家族にも迷惑をかけた。これもゲームの一部で、誰だって間違いを犯すことはある。一番大事なのは同じ間違えを繰り返さないことで、お互いに協力し合っていければと思っている」

Andreevと揉めている場面を捉えた動画が拡散されたこともあり、ネガティブな報道が多い印象となってしまったムーテだが、「全米オープン」では予選を突破して本戦の4回戦まで勝ち進むという活躍を見せた。また、「ATP1000 パリ」でも予選から勝ち上がり、本戦では当時世界26位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)と世界13位のキャメロン・ノリー(イギリス)を破り、キャリアハイとなる世界51位につける形で2022年を締めくくっている。

※為替レートは2022年12月14日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」でのムーテ
(Photo by Mike Stobe/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. 試合直後に相手選手と衝突したムーテ、自分の非を認める