ニュース News

ウイリアムズ姉妹が互いについて語った記憶に残る6つのこと

「全米オープン」でのセレナ(左)とビーナス

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)の姉妹は、1990年代後半から2010年代後半にかけて女子テニス界を牽引した。2人は、そのエネルギッシュなプレースタイルを武器に複数の選手とライバル関係を演じ、多くの功績を残した。何より、コートでプレーする2人を見ていると姉妹のテニスへの愛が感じられ、それがまた観客を惹きつけた。これまでセレナとビーナスは31回対戦しており、セレナが19勝12敗でリードしている。2人の最後の対戦となった2020年の「WTA250 レキシントン」でも、セレナが3-6、6-3、6-4で勝利した。

セレナとビーナスは記憶に残る名勝負を何度も演じながら、常にお互いへの敬意を言葉にするのを忘れなかった。スピーチやインタビューなどでお互いの成功をたたえ合ってきたのだ。今回は、そんなウイリアムズ姉妹がお互いについて語った記憶に残る6つのコメントを紹介する。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

1:1998年 ビーナスがグランドスラムで初めてセレナに勝った後のコメント
1997年、「全米オープン」に出場したビーナスはその名を世界に知らしめた。当時17歳で初出場ながら決勝に進出し、準優勝を果たした。翌年の「全豪オープン」、ビーナスは2回戦でセレナと対戦。グランドスラムで初めての姉妹対決となったこの試合は7-6(4)、6-1でビーナスが勝利を収めた。試合後、次のように対戦を振り返った。

「もし今日が決勝だったらすごく楽しかっただろうな。妹を2回戦で敗退させることになってしまったのはあまり楽しくなかったわ」

2:2000年 ビーナスがセレナから影響を受けたこと
セレナは1999年から2004年にかけてほぼ無敵状態だった。この5年間で249勝を挙げ、敗戦はたったの39試合のみ。またセレナはこの間、グランドスラム6大会で優勝したが、そのうち5大会は決勝でビーナスを下し頂点の座を手に入れた。

ビーナスは、妹の試合を見てテニスにおける最も重要なことを学んだと語った。セレナの粘り強さや闘志を見て自身に再び情熱の炎が灯ったという。

「たしか1998年のシドニーだったと思うけれど、セレナはトップ選手と対戦して1-6、0-5で負けてたの。彼女はまるで明日がないみたいに戦っていたわ。まるでこれが地球最後の日みたいにね。私はその試合を見て、私自身はそこまで戦っていないと考え直したの。それが彼女の試合から学んだこと。それから私もファイターになったのよ」

3:2009年 ビーナスのウィンブルドン20連勝を止めたセレナ
ビーナスは「ウィンブルドン」を特に得意とした選手だった。ビーナスは同大会で9度決勝に進出し、5度優勝を飾っている。2006年にまさかの3回戦敗退となったビーナスだったが、翌年はタイトルを奪還。さらに翌2008年も優勝を飾った。

ビーナスは「ウィンブルドン」での連続勝利記録を20にまで伸ばし、2009年も決勝の舞台に立った。しかし、姉妹対決となったこの試合はセレナがビーナスの「ウィンブルドン」連勝記録を止め、3年連続優勝を阻むことに。試合後、セレナはグラスコートで姉に勝利したことが信じられないと明かした。

「私がこのトロフィーを持つべきじゃないと感じている。ビーナスのトロフィーを私が持っているなんて信じられないわ。これはビーナスのためのトロフィーで、彼女はいつも勝っていたのよ。私が勝てたってことがまだうまく受け入れられていないわ」

4:2014年 セレナが壊せない姉妹の絆について明かす
2人はいつも仲が良く、どちらかが試合をしているときにはもう一方が応援する姿がよく目撃されていた。2014年、雑誌のインタビューに答えたセレナは2人の絆について語り、困難な時期に姉の存在が支えになっていることを明かした。

「愛というのは、私たちが持てる最も強いものの1つだと思うの。私には姉がいて、姉は私がどういう状態でいるのか分かっているし、私のことをすべて理解してくれているわ。私が負けた時話すことができるのは姉だけなの。彼女は私の気持ちが分かるから。他の人は同情して、分かってくれようとするけれど、同じレベルじゃないのよ。姉だけが理解してくれるの」

5:2015年 セレナの年間グランドスラム達成がかかる全米オープンの準々決勝にて
2015年、セレナは素晴らしいシーズンを送っていた。「全豪オープン」、「全仏オープン」、「ウィンブルドン」で優勝を飾り、年間グランドスラム達成を視野に「全米オープン」に臨んだ。

第1シードのセレナは、準々決勝でビーナスと対戦。観客を夢中にさせた姉妹対決はセレナに軍配が上がった。悲願の年間グランドスラム達成まであと2勝となったセレナは、試合後に姉との対決についてこう語った。

「姉は、私が人生で対戦した相手の中で一番タフな選手よ。そして彼女は私が知る中で最高の人。だから親友と対戦しながら、女子テニス界の最大のライバルと戦っているということなの」

しかし、セレナには残念な結末が待っていた。準決勝でロベルタ・ビンチ(イタリア)がセレナを2-6、6-4、6-4で破り、年間グランドスラムは夢に終わった。

6:2017年 全豪オープンで7度目の優勝を果たした際のセレナのコメント
2017年の「全豪オープン」で、ウイリアムズ姉妹は8年ぶりにグランドスラム決勝で顔を合わせた。2009年に「ウィンブルドン」の決勝でセレナがビーナスを退けて以来となる、姉妹の頂点をかけた戦いにファンは大喜び。

この試合を制したセレナは23度目のグランドスラム優勝を達成。その後、セレナが実は妊娠8週目だったことが明かされた。セレナは出産と子育てのためしばらくテニスから離れることになった。

優勝後のインタビューで、セレナはビーナスへの感謝の気持ちを語り、ビーナスの存在がテニスでの成功を掴む上で大きな要因となっていたことを明かした。

「私は、この機会にビーナスにお祝いの言葉を贈りたい。彼女は素晴らしい人間よ。そして彼女がいなければ私が23回優勝することはなかった。彼女がいなければ私は世界一になれなかった。彼女がいなければ私は何も持てなかったわ。彼女こそ、私が今日ここに立っている唯一の理由で、ウイリアムズ姉妹が存在する唯一の理由だわ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」でのセレナ(左)とビーナス
(Photo by Elsa/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. ウイリアムズ姉妹が互いについて語った記憶に残る6つのこと