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長期離脱明けのズベレフ、ナダルとフェデラーを復帰のお手本にする

「ディルイーヤ テニスカップ」でのズベレフ

元世界ランキング2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、今月の8日から10日にかけてサウジアラビアで行われているエキシビション大会「ディルイーヤ テニスカップ」で、右足首の靭帯断裂から約6ヶ月ぶりに復帰。彼が長期離脱明けの心の内を語った。英スポーツメディア EUROSPORTなど複数のメディアが報じている。

今年6月の「全仏オープン」準決勝で大怪我を負ったズベレフはその直後に手術を受け、歩くこともままならない状態からリハビリに励んだ。当初は9月の「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」で復帰する予定だったが、新たに骨浮腫を発症し、「ディルイーヤ テニスカップ」でようやく実戦に戻ることができた。12人の選手が参加する「ディルイーヤ テニスカップ」でのズベレフは、初戦で元全米王者のドミニク・ティーム(オーストリア)を下したが、続く準々決勝で元世界王者のダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れている。ツアーから半年離脱していたズベレフは今の心境をこう話している。

「この半年はすべてが恋しかった。僕にとってはかなりきつい時間だったよ。ツアーや大会に参加できなかったことだけでなく、こうしてインタビューを受けることもできなくて寂しかった。今は世界最高の選手たちと一緒にコートに立って、この雰囲気、この空気の中に戻ってこられただけで幸せだ。戦いに復帰できて嬉しい。ここからまたいい方向に進んでいくことを願っているよ」

「この怪我は、より忍耐強くなることや、どんな些細なことにも感謝することを教えてくれた。怪我の後で初めて歩けるようになった時は子どものようにはしゃいだよ。世界で最も大きな大会で優勝したみたいな気持ちになった。それまで当たり前だったことが突然当たり前じゃなくなる。大きな怪我をするということはそういうことなんだと実感した」

「忙しいツアー生活を送っていると、そもそもテニス選手であることに対する感謝の気持ちが薄れ、2万人の観客の前でプレーできることや、何よりも大好きなスポーツをやれていることがいかに恵まれていることかを忘れてしまう。だけど怪我で半年以上もそのすべてから離れてみると、そのありがたみが身に染みるよ」

2023年の目標は「とにかく楽しむこと」だというズベレフは、今後についてこう語っている。「ラファエル・ナダル(スペイン)やロジャー・フェデラー(スイス)が怪我から復帰した時は最初から100%の状態だったって言われているけど、僕はちょっと違うと思っている。ラファは(長期離脱から戻ってきた)昨年末のアブダビのエキシビション大会で確か全員に負けていたはずだ。でも今年の“全豪オープン”では最高のテニスをして優勝を飾った。(2017年の)“ホップマン・カップ”でのロジャーも同じで、(半年ぶりに復帰した)その時は僕に負けていたけど、続く“全豪オープン”では以前のようなプレーを取り戻していた」

「僕も彼らと同じような道を辿りたいと思っている。きっと(今月中旬から行われる)ドバイのエキシビション大会でも最高のテニスはできないだろう。でも毎日少しずつ良くなっていって、来年の“全豪オープン”には自分が理想とする状態で臨みたい。去年や今年の前半のようなプレーを早く取り戻せることを願っているし、できればそれを超えられたらいいね。足に問題がなければできると思っている」

ズベレフは2022年12月29日(木)から2023年1月8日(日)にかけてオーストラリアの各地で開かれる新しい男女混合の国別対抗戦、「ユナイテッドカップ」で2023年シーズンをスタートさせる予定となっている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ディルイーヤ テニスカップ」でのズベレフ
(Photo by Alexander Scheuber/Getty Images for MatchMaker)

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