ロジャー・フェデラー(スイス)はベンツ好きとして知られている。自身もベンツを複数台保有しているフェデラーが、チャリティのために特別なベンツをデザインし、オークションに出品した。米ニュースサイト Yardbarkerが伝えている。
フェデラーは、「ネオン・レガシー」というプロジェクトの一環としてベンツ車のデザインをすることになった。このプロジェクトは社会貢献を行う目的で立ち上げられ、ロンドンにあるテニスコートの状態を改善し、若い世代の選手を育てることを目指している。
フェデラーがデザインしたのは「メルセデスAMG GT 63 S Eパフォーマンス」というセダンタイプの乗用車だ。車体はテニスボールを彷彿とさせるネオンイエローに塗られ、フェデラーのイニシャルが刻まれている。11月26日にロンドンのオークションに出品され、18万5000ポンド(約3000万円)で競り落とされた。収益はすべて「ネオン・レガシー」プロジェクトに寄付される。
メルセデス・ベンツが公開した動画には、「24年以上に及ぶプロテニス選手としての輝かしいキャリアを経て、ロジャー・フェデラーはレガシーを残した。そして彼はメルセデス・ベンツとともに再びレガシーを残す」というキャプションと共に出品されたベンツ車とフェデラーが映されていた。
競り落とされた「AMG GT 63 S Eパフォーマンス」は時速0から時速100kmまで2.9秒で加速することができるという。4LツインターボチャージV8エンジンが搭載され、最大で時速316kmのスピードが出る。
フェデラーはメルセデス・ベンツとのコラボに関して「24年間のプロテニス人生におけるすべてのサポートに感謝している。そして人生の次のチャプターでこの感謝の気持ちをお返しできることに興奮しているよ。地域社会への貢献に関して同じ価値観を持っているメルセデス・ベンツとパートナーになれ、大変光栄で誇りに感じているんだ」と述べている。
※為替レートは2022年11月30日時点
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「モエ・エ・シャンドン」のイベントでのフェデラー
(Photo by Remy Steiner/Getty Images for Moet & Chandon)