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ベルダスコが申請の更新漏れで2ヶ月の出場停止、キリオスが反応

「ATP250 ロス・カボス」でのベルダスコ

元世界ランキング7位のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)が、処方されている薬物の申請を失念していたため2ヶ月の出場停止処分を科されたことがわかった。英スポーツメディア EUROSPORTなど複数のメディアが報じている。

2009年にキャリアハイとなる世界7位に登り詰め、これまでシングルスで7つ、ダブルスで8つのツアータイトルを獲得している39歳のベルダスコは、世界アンチドーピング機構(WADA)が禁止物質に指定しているメチルフェニデートという薬物の陽性反応を示し、インターナショナル・テニス・インテグリティ・エージェンシー(ITIA)から2ヶ月の暫定的な出場停止処分を言い渡された。今年2月にリオデジャネイロで行われた大会で採取されたベルダスコの尿サンプルから禁止物質が検出されていたという。

現在世界125位のベルダスコは注意欠陥・多動性障害(ADHD)と診断されており、その治療のために主治医からメチルフェニデートを処方されている。これまでは治療使用特例(TUE)を申請していたため服用が認められていたものの、ベルダスコが申請の更新を失念したため今回の陽性反応は規定違反と見なされた。ただし、ITIAは声明の中で次のように述べており、ベルダスコの処分は大幅に減刑されている。

「ITIAは、同選手に不正を行う意図はなく、今回の違反は不注意による意図せぬものであったと信じる。そのため、彼に重大な過失はないと判断した。この場合、テニス・アンチ・ドーピング・プログラムでは選手の過失の程度に基づき、資格停止期間を2年から2ヶ月に短縮することを認める」

ベルダスコはすでにTUEの更新を済ませており、来年の1月9日から活動を再開することができる。

すると、このニュースに以前ベルダスコと確執のあったニック・キリオス(オーストラリア)が反応。キリオスはTwitterでベルダスコの処分を報じたスポーツジャーナリストの投稿をリツーイトし、「これにはまったく驚かない」とコメントした。

ベルダスコとキリオスの間の確執は2018年にまで遡る。きっかけは同年の「ATP1000 マイアミ」で、ベルダスコがキリオスの親友であり、今季はダブルスのペアとしても「全豪オープン」などでともに優勝したタナシ・コキナキス(オーストラリア)と対戦した試合中に、ベルダスコが観客席にいる男性が話していて気が散ると非難したところ、それがコキナキスの父親だったのだ。二人はコートサイドで揉めることになり、そこにキリオスがソーシャルメディア上で口を挟んだ。

当時、キリオスはTwitterに「TK(コキナキス)が勝つことを願っている。ベルダスコほど短気なヤツはいないな。過去に何度もオーストラリア人に負けているのがよっぽど悔しいんだろう」と投稿。のちにキリオスはこれを削除したが、その投稿を見ていたベルダスコが「Twitterでほかの選手を侮辱する勇気があるなら、削除しない勇気も持てよ」と名指しでやり返している。するとキリオスは「機会があればフェルナンドに直接言ってやっても良かったんだ。削除したのは不要な注目を集めたくなかったからだけど、今回の投稿はこのままにしておくよ。俺のことをブロックしてくれてありがとう。それはすごく勇気がいることだったろうな」と投稿し、売り言葉に買い言葉は続いた。

翌年の2019年になってもキリオスはテニスライターとのポッドキャストインタビューの中でベルダスコのことを「史上最も傲慢な人間」と呼んでおり、それからさらに数年が経った今回も難癖をつける機会を逃さなかったようだ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP250 ロス・カボス」でのベルダスコ
(Photo by Manuel Velasquez/Getty Images)

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