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元ダブルス世界王者ボブ・ブライアンと元世界7位のフィッシュ、ギャンブル促進で罰金

「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」でのフィッシュ

ダブルス元世界王者のボブ・ブライアン(アメリカ)とシングルス元世界ランキング7位のマーディ・フィッシュ(アメリカ)が、ギャンブル活動を促進したとして罰金と活動禁止処分を科されたことがわかった。米スポーツメディア ESPNなど複数のメディアが報じている。

2020年をもって四半世紀のキャリアに幕を閉じた44歳のブライアンは、ダブルスのスペシャリストとして双子の兄弟マイクとともに数々の偉業を成し遂げてきた。二人で通算119個のタイトルを獲得、4つのグランドスラムやシーズン最終戦といったビッグタイトルを何度も制覇している上、オリンピックの金メダリストでもある。一方、2015年に現役を引退した40歳のフィッシュは2011年にキャリアハイとなる世界7位に到達し、6つのツアータイトルを手にしたほか、2004年の「アテネオリンピック」では男子シングルスで銀メダルを獲得。2002年から「デビスカップ」のアメリカ代表チームに入っていた。

アメリカ男子テニスの顔とも言えるそんな二人がこの度、インターナショナル・テニス・インテグリティ・エージェンシー(ITIA)から処分を下されていたことが明らかに。ITIAが11月29日に発表した内容によれば、ブライアンとフィッシュは今年の「全米オープン」期間中にスポーツ賭博を運営するDraft Kingsのプロモーションをソーシャルメディア上で行っており、これがITIAの規定に反するとして、それぞれ1万ドル(約140万円)の罰金と4ヶ月の活動停止処分を科されたという。ただし、活動禁止処分は11月11日から始まっている4ヶ月間の猶予期間中に二人が新たな違反を犯さなければ執行されない。

フィッシュはAP通信に宛てたメールの中でこう述べている。「ボブと私は“全米オープン”中にDraft Kingsのプロモーションを行ったが、それが禁止されている行為だとは知らなかった。そうと知ってからすぐに該当する投稿を削除し、ITIAの捜査には全面的に協力した」

オンラインカジノのニュースサイト Casio.orgが報じた内容によると、ブライアンとフィッシュはDraft Kingsとの合意のもと、15万前後のフォロワーを持つそれぞれが自身のTwitterにテニスに関連する広告を投稿していたという。

ITIAの規定には「管轄下にある者は、テニスの賭博を直接的または間接的に促進、奨励、宣伝することを禁ずる」と記載されている。フィッシュとブライアンは前述の通りすでに現役を引退しているが、フィッシュは2019年から「デビスカップ」のアメリカ代表チームのキャプテンを務めており、ブライアンもフィッシュが新型コロナウイルスに感染した際に彼の代役を務めていたため、ITIAの管轄下で活動していたことになる。今回の件を機に、二人はITIAと協力して、テニスにおける誠実さの重要性を強調するための教育および不正予防の取り組みを支援することにも同意したという。

米New York Times紙のテニスライターであるベン・ローゼンバーグはITIFの声明をTwitterに投稿し、「テニス賭博がますます普及するにつれ、これはおそらく多くの人にとって問題になるだろう」とコメント。今回のブライアンやフィッシュのように、テニス関係者が認識のないままITIAの規定に反する可能性を指摘した。

※為替レートは2022年11月30日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」でのフィッシュ
(Photo by Fran Santiago/Getty Images)

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