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キリオス、デ杯を蹴ってサウジの大会参加で大金を得る!?

「ATP1000 マイアミ」でのキリオス

先週行われた「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」でオーストラリアが準優勝に終わる中、この大会に参加していなかった同国トップ選手のニック・キリオス(オーストラリア)をめぐりひと騒動起きている。英スポーツメディア EUROSPORTなど複数のメディアが報じた。

決勝でカナダと対戦したオーストラリアは、1試合目で世界ランキング95位のタナシ・コキナキスが世界18位のデニス・シャポバロフに敗れたのに続き、2試合目でもこれまでチームをけん引してきた世界24位のアレックス・デミノーが世界6位のフェリックス・オジェ アリアシムに勝てず、2003年以来およそ20年ぶり29回目の優勝を果たすことはできなかった。一方、初優勝を飾ったカナダは年始の「ATPカップ」に続き国別対抗戦で2連覇。この結果を受け、「ウィンブルドン」で準優勝するなど今季好調だったキリオスが参戦していれば結果は違ったのではないという声が一部であがっている。

キリオスは2013年から「デビスカップ」に出場し、シングルス・ダブルス合わせての戦績は11勝6敗。しかしコート内外での問題行動が取り沙汰されることもある彼は、「文化的基準を満たしていない」という理由で2019年初めに代表チームから外されることに。同年終わりにキャプテンのレイトン・ヒューイットが呼び戻したものの、キリオスはそれ以降一度も「デビスカップ」に参加しておらず、代表戦に出場したのは2020年の「ATPカップ」が最後となっている。ヒューイットは今年3月の「デビスカップ・クオリファイアーズ」の前にも代表チームでプレーしてほしいとキリオスに頼んでいたが実現せず、9月にはキリオス自身がプライベートの時間を優先するとして「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」には出場しないことをソーシャルメディア上で報告していた。

シングルス、ダブルスの両方でオーストラリアナンバー1の選手であるキリオスが参加していなかったことについて決勝後の記者会見で聞かれたヒューイットは、「私にはわからない。本人に聞いてくれ。私はやれるだけのことをやった」と述べ、デミノーも「僕も説得を試みたけどうまくいかなかった」と話している。そんな中、デミノーがInstagramにファイナルズの様子を投稿すると、ファンの一人がキリオスをメンションして「またハンドバッグを買うのに忙しいのか」と、彼がかつて恋人に高級なハンドバッグを買っていたことを揶揄。これに対して、12月にサウジアラビアで開催されるエキシビション大会に出場するキリオスが「これからサウジに行って何千万円か稼ぎに行くところだ」と返している。

キリオスが参加するのは12月8日から10日にかけてサウジアラビアの首都リヤドで開催される「ディルイーヤ大会」で、賞金総額は300万ドル(約4億1500万円)にのぼるという。出場選手12人の中には世界4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)、元世界王者のダニール・メドベージェフ(ロシア)、足首の靭帯断裂からの復帰となる元世界2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、世界8位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、世界9位のテイラー・フリッツ(アメリカ)、元世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア)、元世界3位のスタン・ワウリンカ(スイス)、世界14位のキャメロン・ノリー(イギリス)も名を連ねる。

サウジアラビアが非人道的な行為で欧米諸国から非難されているため、「ディルイーヤ大会」に参加する一部の選手は批判されている。そんな中、キリオスは、大金を稼げる機会であることを認めた上でこう話している。「行ったことのない場所にすごく興味があるんだ。サウジアラビアは初めてで、ガールフレンドと行くつもりだよ。こういう大会でプレーするのはいつも楽しみだ。ファンと関わることは大事だと思っている。テニスがあまり知られていない場所でプレーして、その土地の人にテニスにもっと興味を持ってもらいたい。いつか引退した時に、自分は功績を残した、テニスファンを何人も増やしたと実感したいんだ」

※為替レートは2022年11月29日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP1000 マイアミ」でのキリオス
(Photo by Mark Brown/Getty Images)

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