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収監中の元世界王者ベッカー、イギリスから国外退去になれば故国ドイツのテニス連盟で「どんな役職でも選べる」

2020年のベッカー

ドイツテニス連盟の副会長であるダーク・ホルドルフ氏は、ボリス・ベッカー(ドイツ)は刑期を終えたらテニス界で再び歓迎されるであろうと語った。テニス界のレジェンド選手であるベッカーは、破産に関連して財産開示不履行など4件の破産法違反で有罪となり、現在は西ロンドンのハンタークーム刑務所で服役している。ベッカーには懲役30ヶ月の刑が言い渡されたが、それよりも早く自由の身となる可能性が見えてきた。スポーツウェブメディアSportskeedaなどが報じている。

英Express紙の報道によると、国外退去に同意した場合、ベッカーは本来の刑期が終わる12ヶ月前にドイツに送還される可能性があるという。報道の内容はこうだ。「 “有期刑に服している外国籍者で英国からの退去が義務付けられる者は、刑期の最も早い釈放時期の最大12ヶ月前に刑務所から出て国外追放される”ことを認める早期釈放の制度の恩恵を受ければ、ベッカーの服役期間は半分になる可能性がある」

国外退去に同意した外国籍の囚人は、刑期の最も早い釈放時期から135日間の刑期短縮を受けることができる。これを適用すると、ベッカーの現実的な見込み釈放日は今年のクリスマス前となる。

この展開を受けホルドルフ氏は、ベッカーの復帰のための一環として、ドイツテニス連盟は本人が望むどんな役職も用意する意向だと語った。「ドイツテニス連盟の扉は常にボリス・ベッカーに対して開かれている。彼が刑期を終えた時に再び役割を果たすことを妨げるものは何もない。社会復帰の原則は万人に適用され、したがってボリス・ベッカーにも適用される。彼は自分の役職を選ぶことができる」

ベッカーは世界で最も有名なテニス選手の一人であり、グランドスラムで6つのタイトルを獲得している。彼は2017年から2020年までドイツテニス連盟の代表を務めていた。「デビスカップ」の元キャプテンでもあるベッカーは、イギリスで長年過ごしていたが、今は母国ドイツに再び迎え入れられようとしている。

ベッカーの元代理人はこう語っている。「ボリスは長い年月にわたってイギリスに居住していましたが、彼が早期釈放の資格を得てドイツに帰国できるかもしれないことを嬉しく思っています。彼と家族にとって、クリスマスを一緒に過ごせるということには大きな意味があることでしょう」

元世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のコーチを務めたこともあるベッカーは、刑務所の健康プログラムを通して体重を約8キロも減らしたと伝えられている。また、選手生活中にコート内外の両方で多くの勝利と敗北を経験してきたベッカーは、囚人たちに自身の人生経験を共有しているという。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年のベッカー
(Photo by Hendrik Schmidt/picture alliance via Getty Images)

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