元世界ランキング4位の錦織圭(日本/ユニクロ)は、12月にハワイのワイキキで開催されるエキシビション大会「ワイキキカップ」への出場を予定していたが、怪我の回復が遅れており欠場を余儀なくされた。大会公式Twitterが伝えている。
以前は「ハワイオープン」の名で知られていた「ワイキキカップ」は、12月16日から18日まで開催される。同大会は新型コロナウイルスの影響で過去2年間は開催が見送られていたため、今回が3年ぶりの開催となる。
大会公式Twitterは錦織について次のように発表。「錦織圭は怪我のため、試合を欠場します。圭は引き続きプレーヤーズパーティを含む全てのVIPイベントに参加し、試合で解説を行います。ワイキキで圭に会えるのを楽しみにしています。追加でジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)の出場が決まりました」
大会で世界63位のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)と対戦を予定していた錦織は、「マッキーと対戦できなくなってしまいとても残念に思います。でもジェンソンが新たに加わってくれて嬉しいです。ワイキキでみんなに会えるのを楽しみにしています」とコメントした。
世界48位のブルックスビーとマクドナルドのほか、女子選手では世界61位の22歳クレア・リュー(アメリカ)と元世界9位のココ・バンダウェイ(アメリカ)が参加予定だ。
今年1月に股関節の手術を受けリハビリを進めていた錦織は、練習中に右足首を新たに痛めるなど先が見えず、複数のチャレンジャー大会出場を取りやめる事態に。そして年内の復帰を断念したと発表した。先週行われたロジャー・フェデラー(スイス)の来日イベント「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2022 with Roger Federer」でも、錦織は試合を行わずに審判を務めるにとどまっていた。来シーズン、怪我が完治し万全な状態で戻ってきてくれることを待ちたい。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2021年「ATP1000 インディアンウェルズ」での錦織
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)