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今季世界103位からトップ10入りした19歳ルーネ「来シーズンは1位に」

「ATP1000 パリ」でのルーネ

19歳のオルガ・ルーネ(デンマーク)は今年ツアー初優勝を成し遂げると、シーズン後半にはさらに調子を上げ、マスターズ1000大会を含む2大会でタイトルを手にした。39勝24敗という成績を残したルーネは、来年は世界王者の座を狙うと明言した。米テニスメディアTennis.comが伝えている。

今シーズンは世界ランキング103位からのスタートとなったルーネは、1月から3月まではツアー本戦で2回戦より先に進めない日々が続いた。4月になりクレーシーズンが開幕すると、ツアーの下部大会であるチャレンジャー大会で見事優勝。同月の「ATP250 ミュンヘン」では2回戦で当時世界3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を撃破するなど、サプライズを起こし決勝までたどり着いた。決勝では対戦相手だった世界40位のボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)試合途中で棄権し、思わぬ形でツアー初タイトルを獲得。この結果、世界ランキングトップ50入りを果たした。その後もクレーシーズンでは、「ATP250 リヨン」でベスト4、「全仏オープン」では4回戦で当時世界4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)を破りグランドスラム初のベスト8と好成績を残した。

「全仏オープン」後は6大会連続で初戦敗退。北米ハードコートシーズンでも4勝4敗となかなか勝ち進めずにいた。しかし、9月末から開催された「ATP250 ソフィア」で準優勝して調子を取り戻すと、「ATP250 ストックホルム」では決勝でチチパスを6-4、6-4で下し今季2冠目を獲得。止まらないルーネは翌週の「ATP500 バーゼル」で、今年2度目の準優勝を果たし初のトップ20入り。

そして迎えたシーズン最後のマスターズ1000大会「ATP1000 パリ」。初戦で元世界3位のスタン・ワウリンカ(スイス)にフルセットで勝利すると、2回戦では世界10位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)に、3回戦では世界9位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)にいずれもストレート勝ち。準々決勝では同い年で世界王者のカルロス・アルカラス(スペイン)と激突。ルーネが6-3、6-6とリードしていたところでアルカラスが腹筋の怪我により棄権を余儀なくされた。続く準決勝ではバーゼル大会の決勝で敗れたフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)にリベンジを果たし、今季5度目の決勝進出を決めた。決勝ではディフェンディングチャンピオンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を相手に3-6、6-3、7-5で逆転勝利という番狂わせを起こし、マスターズ大会初優勝を飾った。この結果、ルーネはデンマーク男子選手として初めて世界のトップ10に名を連ねたのだ。

大きな飛躍を遂げたルーネは、来季について次のように述べた。「来シーズンの目標は世界1位になること。トップ10にいるほとんどの選手にも勝てたし、自分に何が足りないかも知ってる。だからプレシーズンでは全力で取り組むつもりだよ」

子どもの頃はサッカーをしていてクリスティアーノ・ロナウドのファンだったというルーネは、シーズンオフは現在開催中の「FIFAワールドカップカタール2022」を観戦し、家族と時間を過ごすようだ。「デンマーク代表は素晴らしいチームだよ。ワールドカップで彼らが何を成し遂げるか見るのを待ちきれない。あとは家族ともっと時間を過ごしたいと思ってるんだ。ツアーでもよく一緒に行動してるんだけどね。母はいつもそばにいてくれるし、父はパリに、姉はトリノについてきてくれた」

19歳ながら大舞台で結果を出し始めたルーネ。ジュニア時代は2019年「全仏オープンジュニア」優勝、元ジュニア世界1位という輝かしい成績を収めているだけに、今後も目が離せない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」でのルーネ
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

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