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BJK杯優勝のベンチッチ「子どもの頃の夢が叶った」フェデラー、ワウリンカも祝福

2019年「ホップマン・カップ」でのベンチッチ(左)とフェデラー

ベリンダ・ベンチッチ(スイス)は、女子テニス国別対抗戦の最終ラウンドである「ビリー・ジーン・キング・カップ・ファイナルズ」で優勝したことをこれ以上なく喜んだ。というのも、ベンチッチ自身が認めるとおり、昨年の同大会での悲痛な経験は、心の折り合いをつけるのが難しいものだったためだ。1年前、スイスは決勝でロシアに敗れ、ベンチッチは選手生活の中でそれまでにないほど泣いたという。米テニスメディアTennis World USAなどが報じた。

イギリスのグラスゴーで、スイスチームは今年の「ビリー・ジーン・キング・カップ・ファイナルズ」のタイトルを獲得。決勝でスイスがオーストラリアを下すと、ベンチッチはこんな質問を受けた。昨年の辛い経験が、もう一歩先に進もうというさらなる決意をチームにもたらしたか、という質問だ。

「ええ、そうよ!去年私たちは準優勝で、すごく辛かった。あんなに泣いたことはないと思う。でも、更衣室でジル(・タイヒマン)が私のところに来て、来年は優勝するわよって言ったの。そして実際に優勝した!本当にすごく誇らしいわ」とベンチッチは喜びを語った。

決勝の第1試合では、タイヒマンがストーム・サンダース(オーストラリア)を6-3、4-6、6-3で破った。タイヒマンが役目を果たすと、続いてベンチッチがアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を6-2、6-1で下して、スイスの勝利を確定させた。

「神経がすり減ったわ。ジルの試合で何とか彼女を後押ししようと、すごくエネルギーを使ったの。ストームは目覚ましいプレーをしていた。ジルは素晴らしくて、負けることを拒んで、持てるもの全てを使って戦ったわ。すごく刺激を受けて、同じことをしようと努めたの」

昨年、ベンチッチは「東京オリンピック」で優勝してスイスに金メダルを持ち帰っている。ベンチッチは「私たちはグラスゴーを死ぬまでずっと覚えているでしょうね」と言い添えた。

スイス代表として、ベンチッチは多くの成功を収めている。スイスチームの一員としてベンチッチは「ビリー・ジーン・キング・カップ」、「東京オリンピック」、そして「ホップマン・カップ」で優勝しているのだ。母国のために戦う喜びについて、ベンチッチは次のように語る。

「そこでは自分自身のために戦っているのではないように感じる。つまりチームのみんなとスイス全体のために、私たちの国のために戦っているの。今回のことは、子どもの頃の夢が叶ったよう。国歌を聞きながらスイスの国旗を見ていて、私にとって本当に大きなこと。おかげで最高のものが引き出されるような気がするの。他の大会ではたぶん引き出されないものが、よけいに引き出されるのよ」

スイス国旗を背負った時の自身の卓越したパフォーマンスを踏まえて、ベンチッチは「たぶん私はもうチームプレーヤーになるべきで、二度と自分自身のためにプレーしない方がいいわね」と冗談を飛ばした。

スイス女子チームの快挙に、2018年と2019年に「ホップマン・カップ」で優勝した時のベンチッチのパートナーであり、2014年に男子の国別対抗戦「デビスカップ」を制している祖国の英雄ロジャー・フェデラー(スイス)も反応。「歴史が作られた!レディース、信じられないような一週間におめでとう。行け、スイス!」と祝福の言葉を贈った。

また、フェデラーとともに「デビスカップ」で戦い、2008年には「北京オリンピック」のダブルス金メダルを獲得したスタン・ワウリンカ(スイス)も、ベンチッチとタイヒマンがフェデラーとワウリンカのお祝いパフォーマンスをまねた写真に、拍手、スイス国旗、上腕二頭筋、炎の絵文字を添えてエールを贈っている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2019年「ホップマン・カップ」でのベンチッチ(左)とフェデラー
(Photo by Paul Kane/Getty Images)

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