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女子選手に朗報!ウィンブルドンのドレスコード変更が決定

「ウィンブルドン」でのラドゥカヌ

長年にわたって白で統一されてきた「ウィンブルドン」のドレスコードが、2023年に一部変更されることがわかった。英BBCなど複数のメディアが報じている。

女子選手たちの抗議を受けて、「ウィンブルドン」を運営するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)は白以外のウェアを許可することについて、WTA(女子テニス協会)、衣料メーカー、医療チームとともに協議を進めていた。この度、2023年の「ウィンブルドン」から女子選手は、スカートからはみ出さないことを条件に、白以外のアンダーショーツを着用することが許されるとAELTCが発表した。このルール変更はジュニアの大会にも適用される。

AELTCの最高責任者であるサリー・ボルトンは今回の決定についてこう述べている。「私たちは選手たちをサポートし、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、選手たちからのフィードバックに耳を傾けることを約束してきました。今回ルールを調整したことにより、選手の潜在的な不安要因を取り除き、パフォーマンスに100%集中できるようになることを期待しています」

以前からたびたび議論を巻き起こしてきた「ウィンブルドン」の厳しいドレスコードは、今年の大会の前にも再び大きな話題となった。きっかけは、「リオデジャネイロオリンピック」の女子シングルスで金メダルに輝いたモニカ・プイグ(プエルトリコ)が、生理のある女子選手にとって白いウェアがいかに精神的ストレスかを訴えたこと。これに元世界ランキング38位のヘザー・ワトソン(イギリス)も賛同し、実際多くの女子選手が白いウェアに悩んでいることを明かした。

最近ではシングルス元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)とダブルス元世界王者のジェイミー・マレー(イギリス)の母親であるジュディ・マレーもルールの緩和を訴えており、「真っ白のウェアを着ている時に経血が漏れてしまうなんてことがあれば、これほどトラウマなことはないわ」と発言している。

また、レジェンドのビリー・ジーン・キング(アメリカ)も自身の現役時代を振り返り、白のウェアを着て大勢の観客の前で生理中にプレーすることのストレスを強調し、ほかの競技ではすでに女子選手の生理に配慮した動きがあると指摘。その一例として、女子サッカー界ではシーズンの途中でありながら、ホームのユニフォームに白い短パンを使用していたヨーロッパの複数のチームが、常にアウェイの短パンを着用するなどして色の濃いものに変更している。イングランドの最上位リーグに属するマンチェスター・シティも同様で、同チームのユニフォームを手掛けるプーマは来シーズンから女子選手の白い短パンを全面的に廃止するという。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのラドゥカヌ
(Photo by Rob Newell - CameraSport via Getty Images)

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