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2010年以降にパリでマスターズ大会初優勝を遂げた5人の選手とは?

2020年「全仏オープン」コーチとしてのフェレール

オルガ・ルーネ(デンマーク)は、「ATP1000 パリ」の決勝で元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)から驚きの勝利を挙げ、マスターズ1000大会での最も新しい王者となった。19歳のルーネはそれまでの4週間で火がつき、出場した全ての大会で決勝に進出し、2つのタイトルを獲得。パリでジョコビッチを倒して手にした最新のタイトルは、間違いなく彼の始まったばかりのキャリアで最大のものであり、ルーネはこれによって世界ランキング10位に入った。

ルーネは今年マスターズ1000大会で初優勝した5人目の選手である。ルーネ以外の4人は、インディアンウェルズ大会を制したテイラー・フリッツ(アメリカ)、マイアミとマドリードでタイトルを獲得したカルロス・アルカラス(スペイン)、モントリオール大会覇者となったパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)、そしてシンシナティ大会で優勝したボルナ・チョリッチ(クロアチア)だ。

それでは「ATP1000 パリ」でマスターズ1000大会の初優勝を飾ったのはどんな選手たちだろうか。2010年以降にそれを果たした5人の選手を、スポーツウェブメディアSportskeedaが紹介している。

5人目:オルガ・ルーネ(デンマーク) 2022年
ルーネはマスターズ1000大会を38度制しているジョコビッチとのタイトルをかけた戦いで、苦しい状況にあった。パリ大会で最多となる6度の優勝を果たしているジョコビッチは、最初のセットを手にして幸先のいいスタートを切っていた。しかし、第2セットで3本のブレークポイントを握られたところからルーネが反撃し、試合は振り出しに戻る。白熱した第3セットでは、ルーネが6本のブレークポイントをしのいでサービング・フォー・ザ・マッチを迎え、キャリア最大のタイトルを獲得した。

この勝利はルーネにとって輝かしい1週間を締めくくるものであり、ルーネはATP世界ランキングの開始以降初めて、1つの大会でトップ10選手を5人連続で破った選手となった。1回戦で元トップ10選手のスタン・ワウリンカ(スイス)を下すと、ルーネは世界10位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)、世界9位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、世界1位のアルカラス、世界8位のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、そして世界7位のジョコビッチを退けている。

4人目:カレン・ハチャノフ(ロシア) 2018年
ハチャノフは2018年のパリ大会で、キャリア最高の1週間を楽しんだ。このカテゴリーの大会で初めて決勝に進出したハチャノフは、当時同大会を4度制していたジョコビッチと決勝で対戦するという難しい仕事を抱えていた。しかし第1セットで1-3と劣勢に立たされた後でも、ハチャノフはほとんど緊張を見せなかった。ハチャノフは最後の10ポイントを連取するという形でやり返してセットを先取。第2セットでは第3ゲームで手にした3度目のブレークチャンスをものにし、そのまま自身のサービスゲームでキャリア最大のタイトル獲得を決めた。

これにより世界ランキング18位であったハチャノフは、2010年の「ATP1000 インディアンウェルズ」を制した世界26位のイバン・ルビチッチ(クロアチア)以来、過去10年近い期間にマスターズ1000大会を制した最もランキングの低い選手となった。

3人目:ジャック・ソック(アメリカ) 2017年
ソックは2017年の「ATP1000 パリ」で夢のような快進撃を見せ、ロンドンのO2アリーナで行われていたシーズン末の最終戦「Nitto ATPファイナルズ」への出場資格を誰もが驚く形で手にすることとなった。パリ大会開始時に最終戦出場権争いで24位につけていたソックがその切符を手にするためには、ありそうもないタイトル獲得に加えて、他の試合結果も彼に味方する必要があった。1週間後、ソックは同じくマスターズ1000大会で初の決勝進出を果たしたフィリップ・クライノビッチ(セルビア)を1セットダウンから逆転で下して世界ランキングで10位内に入り、不可能を現実のものとした。

25歳のソックは、2010年に「ATP1000 マイアミ」を制したアンディ・ロディック(アメリカ)以降で初めてマスターズ1000大会を制したアメリカ人男子選手となった。またアメリカ人選手が「ATP1000 パリ」で優勝したのは、1999年のアンドレ・アガシ(アメリカ)以来であった。

2人目:ダビド・フェレール(スペイン) 2012年
フェレールは、グランドスラムで優勝したことのない最高の選手の一人と広く見なされている。しかしながら、2013年の「全仏オープン」準優勝者であるフェレールは、マスターズ1000大会では成功した。2012年の「ATP1000 パリ」を制したのだ。

前の週に「ATP500 バレンシア」で優勝したその足で出場したフェレールは、パリ大会の決勝で世界3位アンディ・マレー(イギリス)などの大物を倒しながらツアー大会で初の決勝進出を果たしたジャージー・ヤノビッチ(ポーランド)と対戦。ストレートで勝利し、その快進撃を止めた。この勝利により、フェレールはこの年のツアー最多となる7つ目のタイトルを手にした。一方、現在32歳のヤノビッチはその後2度ツアー大会で決勝に進出したが、まだ優勝を飾ったことはない。

1人目:ロビン・ソダーリング(スウェーデン) 2010年
ソダーリングは、2010年の「ATP1000 パリ」で思い出深い一週間を過ごした。2009年と2010年の「全仏オープン」準優勝者であるソダーリングは、パリ大会の決勝で地元の期待を背負ったガエル・モンフィス(フランス)を下して自身初のマスターズ1000大会のタイトルを手にし、圧倒的なパフォーマンスを締めくくった。これにより、ソダーリングは2000年の「ATP1000 シンシナティ」を制した同胞のトーマス・エンクイスト(スウェーデン)に肩を並べた。ソダーリングはこの勝利によって世界ランキング4位に浮上した。

決勝では、わずか1ゲームしか落とさなかった第1セットの後に、白熱した第2セットが続いた。しかしソダーリングはタイブレークの末に勝利を掴み、準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を屈服させたモンフィスに対して、あらためて自分の優位を示した。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「全仏オープン」コーチとしてのフェレール
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

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