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ナダル、ジョコビッチらが互いにインタビュー!オジェ アリアシムはあだ名をつけられる【動画アリ】

「Nitto ATPファイナルズ」の出場者8人

シーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月13日~11月20日/室内ハードコート)の開幕に先立ち、シングルスに出場する8人の選手が一堂に会してお互いやファンからの質問に答えた。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアがその様子を伝えている。

今年の「Nitto ATPファイナルズ」に出場するのは、第1シードから順にラファエル・ナダル(スペイン)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、キャスパー・ルード(ノルウェー)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、テイラー・フリッツ(アメリカ)。そのうちジョコビッチは5回、メドベージェフとチチパスは1回ずつ優勝経験を持つ。半円になって座った8人の選手は自分たちで司会進行を務め、和気あいあいとした雰囲気の中でお互いやファンからの質問に答えた。

「ここにいる人の中で、最も尊敬するチャンピオンに必要な資質とは?」という最初の質問は、自然とナダルとジョコビッチに振られることに。ロジャー・フェデラー(スイス)を含むビッグ3のライバル対決を見て育ったという、26歳以下のほかのメンバーは真剣な表情で二人の言葉に耳を傾けた。

先に口を開いたナダルはジョコビッチについて「ノバクはスーパープロフェッショナルで、自分の身体をコントロールし、情熱を持ち続けることができる。どんな状況であっても彼はいつも最後まで諦めない。すでにたくさんの成功を収めた長いキャリアの中でそれを続けるのはとても難しいことなんだ。彼がテニスに対する情熱と愛情を維持し続けている点を、僕はとても尊敬している」と語った。一方のジョコビッチはナダルについて「長年にわたって彼とライバル関係を続けられたことはすごく光景だ」とコメント。「僕たちはお互いを尊敬し、限界まで追い込み、さらに上を目指すようなモチベーションを与え合っていると思う」

ジョコビッチが話し終わると、ルードが若手選手の気持ちを代弁して「二人がテニス界にもたらしたものや、すべての試合は情熱に溢れている。彼らが対戦する姿はあらゆるスポーツの中でも最もエキサイティングなものだと思うよ」と述べた。ビッグ3と何度も対戦したことのあるメドベージェフは、度重なる怪我に見舞われてもトップレベルを維持するナダルを称えるとともに、ツアーデビュー当時の懐疑的な意見を跳ねのけてあっという間にフェデラーとナダルに匹敵する存在となったジョコビッチの強さに尊敬の念を示した。

続けてオジェ アリアシムは「毎年向上し続けるために必要な資質を持たない選手もいる中で、ここにいる選手全員がそれをやってきた。僕はそういう突出した部分を尊敬している」と語った。向かいに座る英語が苦手なルブレフが曖昧な表情をしていたのか、「僕の言っていることは伝わった?」とオジェ アリアシムが尋ねると、ルブレフは「ちゃんとわかったよ。ただ、君のその真剣な話し方に感心していただけさ」と笑いながら返している。この後、オジェ アリアシムがたびたび「オックスフォード」と呼ばれるシーンが見られるのだが、それは彼の教養ある様子にちなんでルブレフがつけたあだ名だと、のちにルードが説明している。

「Nitto ATPファイナルズ」で優勝してチャンピオンの中のチャンピオンになるための決め手は何かという質問に対しては、2020年大会の覇者であるメドベージェフがまず回答。「初戦でいきなりトップ10プレーヤー同士が戦う大会はほかにないから、僕にとってこの大会は世界トップクラスの選手を倒すということに尽きる。最初の試合から最後の試合まで全力で戦わないといけない。それが一番タフな部分だよ。でも、優勝するためにはそれを乗り越えなければならない」

2019年大会で頂点に立ったチチパスは、ほかの大会に比べてメンタルの強さがより求められるとし、ジョコビッチはシーズン最終戦について「ほかの大会で言う初戦から決勝までを1、2日でこなすようなもので、シーズン全体が1週間に凝縮されたようなもの」だと表現している。

ここにいるチャンピオンの誰かと対戦するのに緊張したことはあるかという質問が読み上げられると、ルブレフが笑顔で「相手が誰であろうと僕はいつだって緊張しているよ。ここにいるだけでも緊張しているくらい」と切り出して周りの笑いを誘った。その後、真顔に戻ったルブレフは最高レベルでの緊張はスポーツ選手の特権だと語っている。

「競技に関係なく、追い込まれた時の緊張感や自信のない状況に直面して、それを乗り越えられた時の、ラケットを持つ手が震えるような感情は達成感や自分への誇りに変わって、多くの人が経験することのない中毒性の高い気持ちだと思う。僕たちはみんなそれを楽しんでいるけど、後になってそのことに気がつくんだ」

ライバルと友達になれるかというファンからの質問には、オジェ アリアシムが「僕たちはみんなコート上ではプロフェッショナルで、最高のレベルで戦えるだけ精神的に大人だ。だから、コートの外でもほかの選手と話したり、仲良くできると思っている」と答え、フリッツも同意見を述べている。「戦いはコートの中だけ。一年のうち10ヶ月も同じような顔ぶれでツアーを回っていて、ほかの選手と友達になれないなら、それはなかなか辛い人生だろうね」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」の出場者8人
(Photo by Arturo Holmes/Getty Images for ATP Tour)

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